股関節の安定から紐解く臀筋群【コアコンニュース】

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2023.05.05コアコンニュース
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【メインテーマ】
股関節の安定から紐解く臀筋群
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こんばんは♪
綿貫です。

身体を動かすうえで、
とても大切なのに
場所が分かりにくい関節。

それが股関節です。

みなさんのクライアントさんも
手首・足首・膝などの場所はわかるけど
「ここが股関節です!」
と、正確に答えられる方って
少ないのではないでしょうか。

体の中心部分にあり
動きの中枢となる股関節は、
その機能が全身に影響を及ぼします。

股関節って、分かりにくくても
とても大切な関節なんです!

今回は股関節の安定という視点から
役割や機能不全、
予防改善アプローチをお伝えします。

1.股関節の構造と筋肉の役割

股関節は下肢と体幹を繋ぐ関節であり、
股関節が動くことで
上肢下肢に力を効率よく
伝えることができます。

構造は臼状関節という
関節の被りが深い関節に分類され、
大きな可動性と安定性の役割があります。

可動性により脚を振り出すことで
移動することができ、
さらに、体重を支えるために
安定性にも働きます。

安定性を得るために
股関節周囲には
筋肉や靭帯などが多くあります。

インナーマッスルの深層外旋六筋は
大腿骨の骨頭を
骨盤側に引きつける役割があり、
これらの筋肉がしっかりすることで
股関節をスムーズに
動かすことができます。

アウターマッスルの大臀筋は、
人体の中でも大きな筋肉であるため
大きなパワーを発揮します。

中臀筋は片脚立位時に
骨盤が傾かないよう
安定させる働きがあります。

2.機能不全

今回は股関節安定のための筋肉に着目し
機能不全を2つ紹介します。

①深層外旋六筋の機能低下

深層外旋六筋の収縮力が低下すると
臀筋群のアウターマッスルが
過剰に収縮します。

臀筋群(特に大臀筋)は
骨盤を後傾させる働きがあるため、
過剰収縮が続くと
ハムストリングスなどの柔軟性も低下し
姿勢不良を招きやすくなります。

②中臀筋の機能低下

中臀筋は股関節外転の作用があり、
機能低下していると
片脚立位時に脚を挙上した側の
骨盤が下制し傾きます
(トレンデレンブルグ徴候)。

中臀筋で支えることができないと
代償で大腿筋膜張筋が
過剰収縮して支えます。

大腿筋膜張筋は
股関節内旋の働きもあるため、
過剰収縮してしまうと
深層外旋六筋も
機能低下しやすくなります。

<予防・改善方法:
ストレッチポールのワイパー運動>

ストレッチポールの上で両足を伸ばし
股関節を内外旋する運動で、
股関節周りの筋肉を緩め
可動性を高めることができます。

深層外旋六筋も中臀筋も
適切に収縮させるには、
まずは股関節の可動性が必要となります。

股関節周りには多くの筋肉と靭帯があり、
硬くなりやすいため
ストレッチポールなどで緩めてから
エクササイズを行うと
代償を減らしスムーズな動きに導けます。

移動手段にも体を支えるためにも重要な股関節。
適切に動くようアプローチを行うことが重要です。

 

今回は、
「股関節の安定から紐解く臀筋群」
についてお伝えしました。

股関節が適切に動かせているのか?
を見極めるには、
『代償診断の基礎』セミナーが
オススメです。

ポスログを利用することで
その動きをクライアントと
共有しながら
動きの修正をすることができます。

さらに動きの修正をするためには、
ベーシックセブンなどで
緩めて整えてから
動かすことが大切です。

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