関節の締まりの位置、緩みの位置【コアコンニュース】

コアコンニュース

2021.10.29コアコンニュース
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【メインテーマ】
関節の締まりの位置、緩みの位置
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こんばんは♪
綿貫です。

なぜ、ストレッチポールに乗った後、
背中がペッタリと床にくっつく感じあったり
身体が緩んだ感覚があるのでしょう・・・

いくつかある答えの1つが
関節のポジションにあります。

各関節には締まりの肢位(CPP)と
緩みの肢位(LPP)と言われる
決まったポジションがあります。

この考え方を利用して
エクササイズを行っているので
このように
身体が緩んだ感覚になるのです。

ストレッチポール以外でも
普段のエクササイズやストレッチ、
これも関節のポジションを理解することで
実際の運動時の効果に違いが出てきます。

今回は、関節のポジションの中でも
骨盤に特化してお伝えします。

ここが上手く利用できると
・姿勢
・股関節の動き
が変わるだけでなく
パフォーマンスアップや
美脚にも導きやすくなりますよ。

1.CPP,LPPの概念

CPP(クローズパックポジション)
の特徴は
関節の安定性が高いことです。

関節面のハマりが良い(適合性が高い)ため、
関節包や靭帯の緊張が高まっています。

反対にLPP(ルーズパックポジション)
の特徴は
関節の可動性が高いことです。

「緩み」という名の通り、
関節面のハマりが緩い(適合性が低い)ため
関節包や靭帯の緊張が低いです。

しかし、どちらにも
メリットデメリットがあります。

例えば重い物を持ち上げる際に、
肩の関節が緩いと脱臼する恐れがあるため
この場合は関節がCPPにあることで
安定性を高めることができます。

反対に、リラックスをして
筋肉を緩めたい際に
関節がCPPにあると
関節面の緊張が高いため
緩めにくくなります。

そのためリラクゼーションや
モビライゼーションを行う際は
LPPに関節を誘導することが
求められます。

2.仙腸関節のCPP,LPP

骨盤の関節である仙腸関節では
仙骨が前傾するとCPP、
仙骨が後傾するとLPPになります。

仙腸関節はわずか2㎜程度しか動かない
と言われていますが
仙腸関節は体の中心部にあるため、
中心部の動きがわずかでも
末梢(足先など)にいくほど、
その動きの影響は大きくなります。

そのため仙腸関節はCPPもLPPも
どちらの可動性も重要になります。

例えば、仙骨の前傾が
過度に強い状態(CPP)では
仙腸関節の可動性が低下するため
股関節の可動域が制限されやすいです。

CPPの状態でサッカーなど
下肢を大きく動かすことを繰り返していると
股関節や腰などの痛みに繋がりやすいです。

また、反対に仙骨の後傾が
過度に強い状態(LPP)では
仙腸関節の可動性が大きくなるため
負荷に耐えることが難しくなります。

日常で座っている時間が長いと
骨盤が後傾位になりやすく
仙腸関節も緩みやすく、
その状態で重い物を持ち上げると
腰痛になるリスクが高いです。

仙腸関節は特にCPP、LPP
どちらが良いということではなく
どちらにも可動性があり
場面に応じて動かせることが
重要になります。

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今回は、
「関節の締まりの位置、緩みの位置」
についてお伝えしました。

実際にどのようなエクササイズで
このCCP,LPPの機能を改善できるのかは、
『ペルコン』セミナーで学ぶことができます。

こちらは、実技中心になりますので
現場ですぐに使える内容となっております。

ご興味のある方は、
ぜひ受講してみてくださいね。

それでは、
来週もお楽しみに^^

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