2021.12.17コアコンニュース
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【メインテーマ】
腹横筋の機能異常
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こんばんは♪
綿貫です。
腹筋(シットアップなど)を
100回やっても、残念ながら
体幹の安定には、中々繋がりません。
なぜならば、
役割が違うからです。
では、どうしたら
体幹が安定するのでしょうか。
答えは、
インナーユニットと言われる
コアの筋肉を鍛えていくことです。
今回は、体幹を安定させる仕組みと
インナーユニットの1つである
腹横筋について書いてみました。
腹横筋などを上手く使うことで
1ヶ月、半年・・・先の
パフォーマンスがアップして
不調改善にもつながるかもしれませんよ^^
1.カラダの安定化システムの紹介
体幹の安定に必要な要素は3つあります。
①骨、靭帯、関節包による安定化
→骨
②筋活動による安定化
→筋
③中枢神経による筋活動の制御
→脳
この、骨、筋、脳の3つのうち
カラダを重力に抗して支えるメインの構造は
「骨」です。
しかし、支えるだけでなく動くためには
骨だけでは、不十分です。
骨格には複数の関節があり、
関節が動くことで動作が可能になります。
その関節を動かしているものが筋肉であり、
関節の位置を調整し保護することで
安定を得ています。
その他にもカラダを安定させるためには、
視覚情報や平衡感覚、
固有受容器の情報が
脳に伝達することで
脊柱の安定化を図っています。
2.腹横筋の機能異常
今回は筋活動による安定化の中でも
重要な役割のある、腹横筋。
この、腹横筋の機能異常について
ご紹介します。
腹横筋が働きにくくなることで
さまざまな不具合が出てきます。
では、なぜ不具合が出るのでしょう。
そうなってしまう原因の1つが
活動遅延です。
<腹横筋の活動の遅延>
腹横筋は動作において
主要の筋肉よりも先に働くことで、
体幹部を安定させる働きがあります。
腹横筋の機能不全があると、
上肢・下肢の運動に際し
主動作筋の収縮前に働かないために、
安定性に欠如し
脊柱に負担がかかってしまいます。
例)
手を挙げる際に、
本来は腹横筋が一番に収縮することで
腰椎を安定させているが、
遅れることで腰椎に負担がかかってしまう。
そうならないためにも
まずは、しっかりと
腹横筋にスイッチを入れてから
動く癖をつけましょう。
3.エクササイズ紹介
予防のためにも
<腹横筋のトレーニング>は、必要です。
手脚の動きに反した適切なタイミングでの
インナーユニットの収縮を促す目的で行います。
①仰臥位で膝を立てた状態で準備します。
ゆっくりと息を吐き
お腹を薄くしながら
インナーユニットの収縮を感じます。
②お腹の力を感じながら
両足を持ち上げ45°に伸ばします。
③骨盤が前傾しないようニュートラルを保つことで、
インナーユニットを活性化させます。
腹横筋の活動の遅延は
スポーツ動作のパフォーマンス低下や
腰痛などの機能不全を引き起こしたりと
不定愁訴などにも関わるため
適切に機能するよう
アプローチする必要があります。
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今回は、腹横筋の機能異常について
ご紹介しました。
シンプルかつ、簡単に
インナーユニットの活性化を行う方法は、
「アドバンストI」にて学ぶことができます。
この講座ではその他に、
身体の中心軸を作るエクササイズも
ご紹介いたしますので
興味のある方は、
ぜひご参加くださいね。
それでは、
来週もお楽しみに^^
【アドバンストセブン1セミナーの詳細はこちら】
https://jcca-net.com/realignment/
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