肩甲骨と鎖骨の機能【コアコンニュース】

コアコンニュース

2022.1.21コアコンニュース
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【メインテーマ】
肩甲骨と鎖骨の機能
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こんばんは♪
綿貫です。

肩こり!って聞くと
肩甲骨の動きが注目されますが
実は、それだけではないのです。

『鎖骨』

ここの動きも非常に大切になってきます!
左手で右の鎖骨を触って
右の腕を動かしてみてください。

鎖骨動いてますか?
動きにくい場合
トレーニングをしても
様々なロスが起きる
可能性がありますよ。

勿体無いので
そうならないためにも
鎖骨に関して
押さえておきましょう。

1.上肢の動きのメカニズム

上肢を動かす際、肩関節に加えて
肩甲骨と鎖骨も共に動きます。

<肩甲骨>

挙上・下制・外転・内転・
上方回旋・下方回旋の6方向に動き、
肩関節の代表的な動きである、
屈曲や外転時に肩甲骨は
外転や上方回旋をします。

肩を動かす際、
肩甲上腕関節だけが動くと
上腕骨と肩峰がぶつかり
インピンジメントが生じるため
肩甲骨が動くことが重要です。

肩甲骨が外転や上方回旋をすることで、
肩関節の可動域拡大を行い
肩甲上腕関節の負担を軽減しています。

<鎖骨>

鎖骨の動きで特に重要な部分が
胸鎖関節です。

上肢は胸鎖関節から始まり、
胸鎖関節から
腕が吊るされているとも言われ、
動きの視点になるため
鎖骨の可動性は重要になります。

鎖骨は、上下、回旋(前後)、
スライド(前後)の6方向に動き
肩屈曲時は鎖骨は
後方回旋し前方へスライドし
肩外転時は鎖骨は上方へ動きます。

肩甲骨と鎖骨の上肢に対する
メカニズムをまとめると
肩関節を動かす際は
どちらも動く必要があり、
動くことで肩甲上腕関節への
負担を減らしています

2.鎖骨の機能不全

今回は鎖骨の機能不全
についてご紹介します。

胸鎖関節の可動性が失われると
鎖骨の動きが阻害され
肩関節の可動域制限や疼痛、
インピンジメント、肩こりなどの
機能不全が生じます。

胸鎖関節と鎖骨の可動性が
失われてしまう主な要因

①肩周囲筋のタイトネス
胸鎖乳突筋、鎖骨下筋、前鋸筋などは
鎖骨に付着しているため
柔軟性が失われると胸鎖関節、
鎖骨の可動性に影響が生じます。

②鎖骨の骨折や脱臼による外傷
スポーツや事故などにより
鎖骨を損傷すると
後遺症として鎖骨の可動性が
低下する場合があります。

③肩甲胸郭関節の可動性低下
上肢の動きには肩甲骨も関わるため
肩甲胸郭関節の可動性も重要です。
肩甲骨と鎖骨の可動性は相互に関係するため、
どちらかが機能低下すると
機能不全が生じます。

肩関節は運動自由度が高いですが、
その分生じる負担も大きくなります。

肩甲骨と鎖骨が機能的に動くことで
肩への負担を軽減できるため
肩と合わせて
動きを見ていきましょう。

今回は
「肩甲骨と鎖骨の機能」
についてをご紹介しました。

鎖骨が上手く機能しているのかを
確認するためには、
姿勢や動きの中で、『評価してく』
ことが大切です。

ぜひ、JCCAの
「コアから見る姿勢の評価」
「コアから見る動きの評価」
にて、身体の評価方法を学んでみませんか。

ワーク中心に行いますので
現場でも役立つ内容となっております。

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https://jcca-net.com/posture/

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