股関節の安定から紐解く臀筋群【コアコンニュース】

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2022.1.28コアコンニュース
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【メインテーマ】
股関節の安定から紐解く 臀筋群
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こんにちは♪
綿貫です。

人間の身体の中で一番大きな骨。
どれだと思いますか?

答えは、太ももにある
大腿骨です。
身長の約1/4と言われています。

この大きな骨を
機能的に動かすために
股関節がありますが、
股関節は、それだけでなく
身体の中心部分にあるので
動きの中枢となり、その動きは
全身に影響します。

私のパーソナル指導でも、
まずは股関節の動きを
必ずチェックします!
それくらい大切です。

今回は、「股関節の安定」
と言う視点から
その役割や機能不全
などをお伝えします。

1、股関節の構造と筋肉の役割

股関節は、下肢と体幹を繋ぐ関節です。
股関節がきちんと動くことにより
下肢、体幹、上肢に効率よく
力を伝えることができるのです。

構造は、臼状関節と言う
関節の被りが深い関節に分類され、
大きな可動性と安定性といった
両方の役割を持っています。

その可動性により
腕を振り出すことができますし、
(移動手段の獲得)
また、体重を支えるために
安定性にも働きます。

更に、安定性を得るために
股関節周囲には筋肉や靭帯などが
多くあります。

インナーマッスルと言われる
深層外旋六筋は、
大腿骨頭を骨盤側に引きつけ
股関節をスムーズに
動かす役割があります。

アウターマッスルの大臀筋は、
人体の中でも大きな筋肉であるため
大きなパワーを発揮します。

中臀筋は、片脚立位時に
骨盤が傾かないように
安定させる働きがあります。

2、股関節の機能不善

今回は、股関節安定に関わる
機能不全を2つ紹介します。

①深層外旋六筋の機能低下

深層外旋六筋の収縮力が低下すると
臀筋群のアウターマッスルが
過剰に収縮します。

臀筋群(特に大臀筋)は、
骨盤を後傾させる働きがあるため
過剰収縮が続くと
ハムストリングスなどの
柔軟性も低下し
不良姿勢を招きやすくなります。

また、深層外旋六筋の柔軟性が
失われると
大腿骨董が前方に
押し出されやすくなり
股関節を屈曲した際に
つまりやすくなります。

②中臀筋の機能低下

中臀筋は、股関節外旋の作用があり
片脚立位時には、骨盤が傾くことを
防ぎます。

機能低下していると、
脚を上げた側の骨盤が下制し
傾きます。

これを「トレンデレンブルグ徴候」といい
中臀筋で支えることができないと
代償で大腿筋膜張筋が
過剰収縮して支えることになります。

大腿筋膜張筋は、
股関節内旋の働きもあるため
過剰収縮してしまうと
深層外旋六筋も機能低下を
起こしやすくなります。

上記のような状態で、
ランニングなどを行うと
ランナー膝(腸脛靭帯炎)と言う
膝の外側を痛める障害にも繋がります。

ちなみに、
中臀筋が機能低下してしまう要因の1つに
大腿筋膜張筋の滑走不全などあります。

従って、どちらの筋肉も
適切な柔軟性があることが重要です。

移動手段にも身体を支えるためにも
重要な股関節。
適切に動くように
アプローチを行いましょう。

 

今回は
「股関節の安定から紐解く臀筋群」
についてをご紹介しました。

股関節周りを安定させるためには、
股関節のインナーマッスルを
を鍛える必要がありますが、
それには、
コアスタビライゼーションエクササイズが
効果的です。

様々な四位で股関節が
安定するエクササイズが学べるだけでなく
姿勢改善に必要な
全身のエクササイズを
学ぶことができます。

ご興味ある方は、
ぜひ受講してみてくださいね。

【コアスタビライゼーションセミナーの詳細はこちら】
https://jcca-net.com/corestabilization/

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