ケガの予防、パフォーマンスアップに! 〜機能的に動くための関節の役割〜 【コアコンニュース】

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2023.06.09コアコンニュース
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【メインテーマ】
ケガの予防、パフォーマンスアップに!
〜機能的に動くための関節の役割〜
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こんばんは♪
綿貫です。

みなさんは、
ケガの予防、または、
パフォーマンスアップの為に
どんなことを指導していますか?

・筋肉をつけること
・柔軟性をつけること

などいろいろな考えがあり、
どれも大切だと思います。

でもその前に!
例えばパフォーマンスが
上がりにくい理由として

身体の動かし方にクセがあり
本来の動かし方(機能的な動かし方)
ができていないという考え方もあります。

ここで、
重要になってくるのは、
クセのない機能的な動きが
できているかどうかです。

今回はそんな、
機能的に動くための
考え方のヒントをお伝えします。

1.機能的な動作の観点

機能的な動作って
一体どんな動作だと思いますか?

JCCAでは、人間本来の
理にかなった動かし方が
機能的動作と定義しています。

もう少し具体的に言うと、
「それぞれの関節の役割」が
果たされている状態での動作
です。

実は、関節の役割には
可動性と安定性があり
カラダの各関節は
それぞれ役割が決まっています。

機能的動作のためには、
静的アライメント(姿勢)でも
動的アライメント(動作時)でも、
常に各関節の役割が
果たされている状態が必要です。

役割が果たされている
つまり、理にかなった動かし方ができると
カラダ本来の適切な動きができるため
関節や筋肉に負担をかけることなく
動くことができます。

しかし、役割が果たされていない状態は
痛みや不具合が生じます。

今回は、ちょっと特殊な
肩甲胸郭関節(肩甲骨)を例に
関節の役割を紹介します。

関節の役割は基本的に
1つの関節に1つの役割と伝えましたが、
肩甲胸郭関節は特殊で
可動性と安定性の
2つの役割を備えています。

例えば、手をバンザイする動きでは
肩甲骨が上方回旋するため
可動性の役割が必要ですが、
四つ這いで手をつくときには、
肩甲骨を肋骨に張り付ける
安定性の役割が必要です。

ですから、どちらの役割も
果たされていないと、
肩こりやケガの原因に
なってしまいます。

特に、肩甲胸郭関節は
動作や場面によって
求められる関節の役割が異なるため、
どちらの役割に対しても
エクササイズでの
アプローチが必要です。

順番としては、
まずは可動性を獲得することが
重要です。

可動性が十分にあることで
安定性の力が発揮されるからです。

まずは十分な可動性を獲得する
アプローチから始めましょう。

2.オススメのエクササイズ

肩甲胸郭関節の可動性を促すのに
お勧めなエクササイズがは、
アシスティックストレッチの中の
無限ループ(アームクロス)です。

アシスティックの両端を持ち、
縦や横にアシスティックを倒すことで
上肢に捻れが生まれ、
脊柱の回旋動作も同時に行うことで
肩甲胸郭関節の可動性を
高めることができます。

各関節の役割を理解した
エクササイズ指導ができると、
機能的な動作に繋がり、
ケガの予防・更には
パフォーマンスアップにも繋がります。

【 アシスティックストレッチベーシックの詳細はこちら 】
https://jcca-net.com/assistick/

【 代償診断の基礎の詳細はこちら 】
https://jcca-net.com/event/seminar/

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