僧帽筋の基礎知識【コアコンニュース】

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2023.06.16コアコンニュース
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【メインテーマ】
僧帽筋の基礎知識
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こんばんは♪
綿貫です。

肩・肩甲骨や腕を上げていくときに
筋肉の役割としてとても
重要なこと!

それは、肩甲骨を引き上げる筋肉だけでなく
内側によせたり、下げたりする筋肉
の存在です。

このバランスが上手くいかないと
肩こり、四十肩・・・
などの不調にもつながり
パフォーマンスダウンにもなってしまいます。

今回は、大きな筋肉であり機能や役割も
多数ある僧帽筋について、
整理してみましょう!

 

1.僧帽筋の基礎知識と構造

僧帽筋は上部線維、中部線維、下部線維の
3つの筋肉から構成されます。

・上部線維:肩甲骨挙上
・中部線維:肩甲骨挙上、内転、上方回旋
・下部線維:肩甲骨下制、上方回旋

3つの動きは異なりますが、
手を挙げる際には3つが同時に収縮することで
肩甲骨の上方回旋を促しています。

<機能>
日常では肩の屈曲や外転など、
上肢を動かす際に下部線維が
肩甲骨の上方回旋を促すことで、
肩こりや四十肩、五十肩のように、
肩に負担をかけない、痛めないための
動きをサポートします。

また、中部線維は肩甲骨内転の働きがあるため、
猫背にならないよう姿勢保持に働きます。

スポーツ動作では、
ラグビーやアメリカンフットボールなど
タックルがあるスポーツにおいて、
僧帽筋上部がより発達しやすいと言われております。

これは僧帽筋上部が頸部に付着しているため、
タックル時に頸部を守るために
僧帽筋上部が働くためです。

2.機能不全

今回は僧帽筋下部と中部に着目してお伝えします。

・僧帽筋下部の機能不全が起こると・・・
僧帽筋上部が過剰に収縮してしまい
肩こりを引き起こします。

さらに、
上方回旋が促されなくなるため、
手を挙げた際に肩関節にて
インピンジメントが生じ、
将来的に肩関節周囲炎などになる
リスクが高まります。

・僧帽筋中部の機能不全が起こると・・・
肩甲骨が正常より外転位になるので
猫背や円背などの不良姿勢の原因になります。

3.予防・改善アプローチ

今回は、上半身の可動性を出すために
スイングストレッチを使った
方法をご紹介します!

<スイングストレッチのツイスター>

スイング乗った姿勢から
上半身を捻るストレッチです。

スイングを平行に保ったまま捻ることで、
腰椎骨盤帯と胸椎を分離して動かすことができ、
上半身の可動性が高まります。

僧帽筋下部・中部が適切に収縮できない
(肩甲骨を寄せようとすると肩がすくむ)人が多く、
大概は上半身の可動性が低く
僧帽筋上部を使いすぎています。

そのため、まずは可動性を獲得してから
活性化エクササイズを行うと良いです。

 

【 スイングの詳細はこちら 】
https://jcca-net.com/original/

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