脊柱起立筋の基礎知識【コアコンニュース】

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2021.10.01コアコンニュース
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【メインテーマ】
脊柱起立筋の基礎知識
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こんばんは♪
綿貫です。

背部の代表的な筋肉といえば
どの筋肉を想像しますか?

広背筋・僧帽筋・・・
色々ありますが、

今日、私がお伝えしたいのは、
脊柱起立筋群です。

身体を反ったり横に倒したりと、
背骨を動かし、
更に姿勢保持など
重要な役割を持つ筋肉ですが、
機能不全により
傷害が生じやすい筋肉でもあります。

意外と見過ごされがちな
脊柱起立筋群。

その役割や傷害に対する適切なアプローチ方法・
予防法などを知ることで
日常動作やスポーツ動作の改善にも
役立ちます。

1.脊柱起立筋群の構造と機能

脊柱起立筋群は、
大きく3つの筋肉からなります。

①腸肋筋
腰腸肋筋、胸腸肋筋、頸腸肋筋の
3つの筋肉で構成

②最長筋
胸最長筋、頸最長筋、頭最長筋の
3つの筋肉で構成

③棘筋
胸棘筋(本来の棘筋)、
頸棘筋(棘間筋)、
頭棘筋(頭半棘筋の一部)
3つの筋肉で構成

まとめると、
腸肋筋は腰・胸・頸から、
最長筋と棘筋は胸・頸・頭の
3部位の筋肉で構成されています。

機能

筋肉の作用は、
両側が収縮すると体幹伸展、
片側が収縮すると体幹側屈になります。

脊柱起立筋は抗重力筋であるため
体幹が重力に負け屈曲していかないよう
姿勢保持の役割があります。

また、脊柱起立筋や脊柱周りの小さな筋
(短回旋筋・半棘筋・多裂筋など)は
姿勢調節に重要であり、
更に、感覚性(求心性)の神経線維に
富んでいると言われております。

そのため、椎体と椎体の間、
骨のすぐ近くに位置して
1つ1つの椎体のアライメントの変化を感じ、
姿勢を微調整します。

2.機能不全

脊柱起立筋が過剰に
収縮している状態が長く続くと、
反り腰などの腰痛や
脊柱屈曲の可動性低下などが生じます。

反対に脊柱起立筋が不活している場合、
猫背などの姿勢不良や脊柱伸展の可動性低下、
胸椎の可動性低下などが生じます。

過剰収縮や不活(引き伸ばされている)により
脊柱起立筋の筋緊張が高いと、
適切に働かず脊柱の可動性が失われます。

脊柱は椎体1個の可動性は僅かですが、
1つ1つが可動することで
全体として大きな可動域が生まれるため、
筋の高緊張により可動性が失われると
傷害リスクが高くなります。

その他、側弯症など脊柱が歪んでいると
脊柱起立筋の筋緊張に左右差が生じ、
側弯を助長することもあります。

3.改善アプローチ

ストレッチポール

ベーシックセブンのゆらぎの運動では
脊柱起立筋のリラクゼーションを
目的に行います。

ポール上を左右に小さく揺れることで
脊柱起立筋がリリースされたり、
椎体が動くことで小さな筋肉も
ストレッチ効果が期待できます。

骨や筋肉などに硬さがある場合はまずは緩め、
次いで適切に筋力発揮できるように
収縮を促しましょう。

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今回は、
「脊柱起立筋の基礎知識」
についてをお伝えしました。

ストレッチポールで行う
「ベーシックセブン」エクササイズは、
脊柱周りの筋肉のリラックス効果があり
更に、姿勢を良い状態に整える効果もあります。

姿勢が気になる方には、
ぜひ体感していただきたいプログラムです。

それでは、
来週もお楽しみに^^

【ベーシックセブンミナーの詳細はこちら】
https://jcca-net.com/basicseven/

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