高齢者の身体特性【コアコンニュース】

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2021.09.24コアコンニュース
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【メインテーマ】
高齢者の身体特性
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こんばんは♪
綿貫です。

一番運動を伝えたいのに
伝えられない・・・

対面での運動指導が
中々できにくい状況の中、
今、一番大切なのが
高齢者の方々の運動
ではないでしょうか。

ただでさえも日常生活での動きが少ない
高齢者の身体には、
さまざまな特徴があります。

これを理解することで
少しでも周りの方が、
何かケアをして
さし上げられたらいいな~
と思っています。

今回は「高齢者の身体特性」
について紹介します。

1.高齢者の特徴

①可動域制限

加齢に伴いカラダの水分が
失われやすくなり
筋肉や皮膚などの
軟部組織の柔軟性が失われる他、
関節内の動きにも影響を及ぼします。

筋肉が硬いことに加え、
関節の動きが硬くなるため
関節拘縮を
引き起こしやすくなります。

②筋力・体力低下

加齢に伴い筋力は低下していきますが
特に下半身の筋力低下が目立ちます。

また、高齢になり下半身のケガをすると
動けない時間が増えるため
筋力が急激に低下します。

高齢者のケガで
特に注意すべきが、
大腿骨頸部骨折です。

治癒しにくいことと
活動制限が大きいため、
廃用症候群(身体の衰え)を引き起こし
骨折を機に寝たきりになる危険性があります。

更に、筋力低下に伴い、
心肺機能(血液循環や呼吸機能)
も低下するため
全体的な体力低下も起こります。

③認知機能

認知機能には
記憶・計算・思考・判断・学習などの
知的機能があり、
外部からの情報(視覚や触覚などの五感)
をもとに意思決定や問題解決を行います。

加齢に伴い認知機能は低下し、
記憶力や判断力が低下しやすくなります。

2.高齢者指導時において気をつけること

体調管理

簡易的に行えるチェックとして
呼吸数の変化や手首(橈骨動脈と尺骨動脈)
での脈圧の変化を確認する方法があります。

その他に起き上がりや立ち上がった際に
下まぶたの裏が白くないかを
見ることもあります。

※白い場合、起立性低血圧が考えられます。

高齢者は運動中など
急な体調変化を起こすこともあるので
注意しながら
運動指導を行っていきましょう。

環境設定

下半身の筋力が低下している場合、
転倒リスクがあるため
平な所や
足元が広いスペースで行うなど
安全な環境設定を行う必要があります。

強度設定

特に心疾患や脳卒中、
高血圧などの血圧に問題のある方は
力みすぎないよう注意が必要です。

強度ではなく
難度を上げる方法でお勧めなのが
「ダブルタスク」を用いた運動です。

例えば、ボールをつきながら歩く、
計算をしながら
段差昇降をするなどがあります。

2つのことを同時に行うため難しく、
認知機能の活性化にもなります。

指導者としての心構え

治療家や運動指導者として
今よりも更に良くしたいと
機能改善を行うことはもちろんですが、
高齢者の場合、
身体機能の向上を行うことは
ある程度を超えると難しくなります。

機能の向上だけでなく
現状ある機能を使って
どう動かしやすくするか、
もしくは、ツール活用や環境設定を行い
生活しやすくするかを
考えることも重要になります。

地域への社会参加を促すことで
結果的に身体機能も
維持向上できると考えられます。

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今回は、
「高齢者の身体特性」
についてをお伝えしました。

高齢者指導には、
安全かつ効果的で
その場ですぐに体感できる
エクササイズがオススメです。

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それでは、
来週もお楽しみに^^

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