四つ這いポジションについて【コアコンニュース】

コアコンニュース

2021.10.22コアコンニュース
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【メインテーマ】
四つ這いポジションについて
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こんばんは♪
綿貫です。

コロナ禍で、
近年問題視されている
子供の運動能力の低下が
更に心配されつつあります。

ここをなんとかしたい!
そう思われる
指導者のみなさん、
きっと多いと思います。

では、どんな運動をメインに
行っていけば良いのでしょうか。

たくさんあると思いますが、
今回、私は、
四つ這いでのエクササイズ
をお勧めします!

実は、赤ちゃんが生まれてから
立って歩くまでの間で
一番長い時期なのが
四つ這いでのポジションです。

それは、四つ這いの時期に
たくさんの運動機能を
獲得しているからです。

四つ這いポジションの意味を知り
適切に指導することで
子供の運動だけでなく
大人の方も
運動能力をあげ
姿勢や動きのスムーズさを
獲得できると思いますよ^^

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1.四つ這いポジションについて

四つ這い機能は
発育発達過程の中で習得します。

発育発達とは、
赤ちゃんが生まれてから
立ち上がり歩くまでの過程のことで、
この過程の中で重力に抗して
立って歩くために必要な
様々な機能を獲得します。

発育発達に沿ったエクササイズは、
現代人に失われている
良い姿勢や理にかなった動きなど
人間本来の機能を
再獲得するために非常に効果的です。

その中で、四つ這いは
およそ9~10ヶ月頃に
獲得すると言われており、
赤ちゃんはこの頃からハイハイを始めます。

ハイハイをする時期は
個人差が大きいですが、
実は、近年ではハイハイをせず
立ち上がる赤ちゃんも増えています。

これは狭い家に住む人が増えていることで、
十分にハイハイをするスペースがなく
近くにある物を掴んで
すぐに立ち上がってしまうためです。

2.四つ這いで獲得する機能

①肩甲帯・肘・手の安定性

四つ這いでは
肘を伸ばして両手をつくため
肩甲帯のみならず
肘と手の安定性も促されます。

②股関節機能

四つ這いになることで
股関節での荷重が必要になり
股関節の安定性が促されます。

またハイハイをするため、
一側で支持しながら
反対側の股関節を動かすことで、
股関節の可動性も促されます。

③筋力

肩甲帯では
特に前鋸筋の筋力が向上し、
股関節周囲筋では
臀筋群にて体重を支えます。

更に、四つ這いポジションは
発育発達過程で
初めてカラダが床から浮く段階であり、
重心位置が高くなるため
カラダへの負荷が高まります。

そのためカラダを支える
コア機能がより促されます。

3.四つ這いエクササイズ

<ネコ体操>

四つ這いで
前後や左右に重心移動させます。

前後への移動やお尻を意識し、
左右への移動は
胸や肩を意識して動かすことで
股関節や肩甲帯の安定性が促されます。

四つ這いでは
肩甲帯や股関節への荷重を促すため、
四つ這いで獲得した機能が
立位での姿勢や動作に
大きく影響を与えます。

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今回は、「四つ這いポジション」
についてお伝えしました。

「コアキッズ体操」セミナーでは、
発育発達に沿ったエクササイズで
姿勢が変わる!動きが変わる!
「コアキッズ体操」の指導ができるようになります。

子どもさんに携わるすべての方に、お届けします。

先生方、保育士さん、スポーツ指導者さん、
親御さん、どなたでも受講いただけます。

中高生、大人の指導にも取り入れられ、
身体の変化を感じられますので
ご自身で体験し、体感してみてくださいね。

それでは、来週もお楽しみに^^

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