大腿四頭筋の基礎知識【コアコンニュース】

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2023.04.21コアコンニュース
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【メインテーマ】
大腿四頭筋の基礎知識
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こんばんは♪
綿貫です。

成長期の子供がよく、
「膝の違和感を訴える」というのを
聞いたことがあると思います。

今回は、その原因にも大きく関わる
大腿四頭筋について
お伝えします。

大腿四頭筋は
下半身の大きな筋肉の一つで
日常の立ち座りやスポーツの
ジャンプ・走るなど
様々な動きでその力を発揮します。

大腿四頭筋の構造を知り、
機能不全や
その予防・改善方法を
理解することで、
効率よく適切なアプローチを
指導することができます。

1.大腿四頭筋の基礎知識と構造

大腿四頭筋は名前の通り
4つの筋肉からなります。

①内側広筋:大腿骨粗線の内側唇から起始
②中間広筋:大腿骨骨幹部の全面から起始
③外側広筋:大腿骨粗線の外側唇から起始
④大腿直筋:下前腸骨棘、
寛骨臼上縁から起始

停止は全て膝蓋骨を介して
脛骨粗面に付きます。

筋肉の作用は膝の伸展と、
大腿直筋は二関節筋であるため
股関節屈曲にも作用します。

機能は膝の安定に働きます。
膝関節は大腿骨と脛骨の被りが浅いため
非常に不安定であるため
大腿四頭筋により安定させる必要があります。

また、膝を伸展させる大きな筋肉であるため
立ち上がりや歩行で重要な働きをします。

2.機能不全

大腿四頭筋の硬さによる代表的な障害に、
オスグッドシュラッター症候群があります。

オスグッドはスポーツを行う
成長期の子供がなりやすく、
膝の下(脛骨粗面)に痛みが出やすいです。

走ったりジャンプ動作などを繰り返すことで
大腿四頭筋が硬くなり、
筋肉の停止部である脛骨粗面に
牽引ストレスがかかり、
骨端軟骨の一部が剥離し痛みが生じます。

成長期は骨が柔らかい
(骨端線が閉じていない)ため、
大腿四頭筋のように一部分だけを
過剰に収縮させる体の使い方は
ケガの元となります。

そのため、全身をバランス良く
動かせる必要があります。

3.予防・改善アプローチ

・グーパー体操
仰向けで手足を動かすエクササイズであり、
インナーユニットを活性化しながら
手足を大きく動かすことで
四肢のコントロールを
体幹から促すことができます。

カラダの土台となるコアを
自然と活性化できるため、
高度な動きを獲得させる前に行うことで
ケガの予防などに効果的です。

大腿四頭筋の機能不全を
引き起こさないためには、
股関節機能の向上
(可動性や殿筋群、ハムストリング
などとの筋力バランス)や
コアの活性化など、
全身をバランス良く
整えることが重要になります。

今回は、
「大腿四頭筋の基礎知識」
についてお伝えしました。

子供たちの身体は、
ちょっとした刺激を入れてあげると
劇的に動きが変化します。

コアキッズ体操は、
小さな子供だけでなく
中高生、大人の指導にも取り入れ
全身バランス良く整えることができる
実技中心の講座です。

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キッズ - [JCCA]一般財団法人 日本コアコンディショニング協会
一般財団法人 日本コアコンディショニング協会。JCCA スポーツトレーナーの育成・支援やトレーナー向けセミナーを開催。コアコンディショニングは登録商標です。使用、掲載時には許可が必要となります。

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