四つ這いポジションの重要性【コアコンニュース】

コアコンニュース

2023.03.31コアコンニュース
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【メインテーマ】
四つ這いポジションの重要性
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こんばんは♪
綿貫です。

みなさんは、
四つ這いエクササイズって
指導されたことあるでしょうか?

きっとほとんどの方が
Yes!ですよね。

では、なぜ四つ這いエクササイズを
選択したのか!

これを、なんとなく・・・
ではなく、根拠を持って
クライアントに伝えられると
エクササイズ効果プラス
信頼度にも繋がると
私は、思います。

今回は、多くのシーンで使われる
四つ這いポジション

ここを、
人の発育発達過程から紐解いて
お伝えします。

後半にはエクササイズも
ご紹介しますので、
最後までよろしくお願いします。

 

1.発育発達の中の四つ這い

JCCAで言う「発育発達」とは、
赤ちゃんが生まれてから立ち上がり
歩くまでの過程のことで、
この間に、歩くために必要な
様々な機能を獲得します。

発育発達に沿ったエクササイズは、
現代人に失われている
人間本来の機能を再獲得するために
非常に効果的です。

その中で、四つ這いは
およそ9~10ヶ月頃に獲得する機能で
赤ちゃんはこの頃から
ハイハイを始めます。
(※時期は、個人差があります。)

では、この四つ這いの時期に
どのような機能を獲得するのでしょう。

2.四つ這いで獲得する機能

①肩甲帯・肘・手の安定性
四つ這いでは肘を伸ばして両手をつくため
肩甲帯のみならず
肘と手の安定性も促されます。

②股関節機能
四つ這いになることで
股関節での荷重が必要になり
股関節の安定性が促されます。

またハイハイをするため、
一側で支持しながら
反対側の股関節を動かすので
股関節の可動性も促されます。

③筋力
肩甲帯では、特に前鋸筋の筋力が向上し、
股関節周囲筋では、
臀筋群にて体重を支えます。

また、四つ這いポジションは
発育発達過程で初めて
カラダが床から浮く段階であり
重心位置が高くなるため
カラダへの負荷が高まります。

そのためカラダを支えるコア機能が
より促されます。

3.四つ這いエクササイズ紹介

四つ這い姿勢を適切に取るためには、
脊柱の可動性や
肩甲帯・腰椎・股関節の安定性を
獲得する必要があります。

<脊柱の可動性獲得>
・キャットバック
四つ這いで
脊柱を丸めたり反らせたりする動きで、
脊柱を丸めた時の頂点が
腰椎の方にあるのが理想です。

<腰椎と股関節の安定性獲得>
・ダイアゴナル
四つ這いで手足を対角線上に伸ばすことで
コアでの腰椎安定性を促します。

・ロッキングエクササイズ
四つ這いの状態で
脊柱をニュートラルに保ったまま
股関節から臀部を後方に引く
エクササイズです。

肩甲帯とコアを安定させながら
股関節屈曲の可動性を促しつつ、
臀筋群を活性化させることができます。

まとめ

このように、大切な四つ這い期ですが、
近年はハイハイをせず
立ち上がる赤ちゃんが増えています。

これは、住宅事情にあります。
昔に比べ、ハイハイをするスペースがなく
近くにある物を掴んで
すぐに立ち上がれてしまうためです。

赤ちゃんは、
積極的にハイハイをさせることを心がけ、
成人した大人は
失われている機能を取り戻すために
四つ這いエクササイズを
定期的に行っていきましょう。

 

今回は
「四つ這いポジションの重要性について」
をご紹介しました。

赤ちゃんの動きには、
全て意味があります。

その1つ1つを解説し
それをエクササイズと関連して
お伝えすることで
現場での運動指導をより深く
詳しくお伝えすることが可能になります。

JCCAの『発育発達からひも解くコア』
ぜひ、一度体感して
そして、指導してみてください♪

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