多裂筋の役割【コアコンニュース】

コアコンニュース

2023.02.02コアコンニュース
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【メインテーマ】
多裂筋の役割
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こんばんは♪
綿貫です。

私がクライアントさんとの
セッションをする上で
必ず行う、
欠かせないエクササイズが
1つあります。

それが、今日ご初回する
多裂筋です。

小さな筋肉ですが、
姿勢や動きを支える上で
めちゃくちゃ重要な
役割を果たしています。

しかし、使わないとすぐに衰え
腰痛、肩こりのリスクも
増えます。

特に椅子に座る時間が長い方は、
骨盤が後傾していると
多裂筋が使われにくくなるので
必見です^^

1.多裂筋の機能と機能不全

<解剖>
多裂筋は仙骨後面、腰椎(乳頭突起)
胸椎(横突起)
第4(5)頸椎関節突起から起始し、
腰椎以上の棘突起に停止します。

筋肉の働きは片側のみ収縮すると
同惻への体幹側屈と回旋が起こり、
両側が収縮すると体幹伸展が起こります。

<機能>
多裂筋は脊柱の椎骨一つ一つを
繋いでいる筋肉です。

一つ一つの筋肉は
小さいですが腰椎骨盤帯から
頚椎までと広範囲に付着しているため
脊柱安定に働きます。

また、多裂筋は
インナーユニットを構成する
1つの筋肉です。

インナーユニットは
横隔膜、骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋の
4つの筋肉で囲まれており、
多裂筋は腹圧が逃げないよう
後面から支えています。

脊柱の安定に働き、
インナーユニットとして
体幹を支えるため
「姿勢保持」に大きく関わります。

<機能不全>
多裂筋は腰椎骨盤帯にも付着するため
適切に機能していないと、
骨盤が緩みやすくなり過度に後傾するなど
姿勢不良になりやすいです。

多裂筋はインナーユニットを構成するため、
機能しないと腰椎が不安定になり
脊柱起立を過剰に使ってしまい
腰痛のリスクが高まってしまいます。

その他、歩行など片足を挙げた際に
腰椎骨盤を安定させる働きがあるため
機能不全があると歩いたり階段を登る度に
腰椎骨盤帯が不安定になり結果、
腰痛や股関節の痛みに繋がることがあります。

2.予防・改善アプローチ

①呼吸
インナーユニットは
呼吸により活性化されるため、
あお向けで膝を立てた状態で呼吸をします。
インナーユニットの活性化には呼吸は
ドローインも腹圧を高めるIAP呼吸も
どちらもできることが理想的です。

②うつ伏せで脚を上げる
コアが入っている状態で
股関節伸展を行います。
腰椎骨盤帯を安定させながら
股関節を動かすことを学習することで
多裂筋の活性化を促すことができます。

多裂筋は姿勢や歩行動作など
日常無意識に行われることに大きく関わるため、
機能不全がある状態で生活したり
運動したりすることは
ケガのリスクがあります。

適切に機能するように
アプローチしていきましょう。

今回は、
「多裂筋の役割」
についてお伝えしました。

アドバンスト1では、
インナーユニットを活性化させる
呼吸エクササイズをはじめ
体感安定に関わるエクササイズを
学ぶことができます。

また、アドバンスト2では、
姿勢の評価やクライアント
のやる気を聞き出す
ヒヤリングの仕方を学ぶことができます。

ベーシックセブンを受講された後は、
ぜひその次のアドバンストセミナーで
コアコンディショニングメソッドを
活用したセッションを
深く学んでみませんか?

ご興味のある方は、
ぜひ受講してみてくださいね。

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https://jcca-net.com/realignment/

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