生後獲得する運動の重要ポイント【コアコンニュース】

コアコンニュース

​2022.12.23コアコンニュース
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【メインテーマ】
生後獲得する運動の重要ポイント
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こんばんは♪
綿貫です。
あなたは、どうやって立って歩けるようになったか
覚えていますか?

きっと、
脳の記憶には、
残っていないかも知れません。

しかし、わたしたちの
DNA(私達の体を作る設計図)
は、それを記憶しています。

どうやったら、
ちゃんと立って
ちゃんと歩けるようになるのかを。

ヒトは生後1年でカラダを動かす上で必要な機能を
誰にも教わらずに身につけていきます。
今回は、赤ちゃんがどの順番で
どんな機能を獲得していくのかについて書きました。

生後身につける機能は大人になってからも
必要な普遍的な機能であり、生後の運動こそが、
非常に重要なのです。

これを知り、活用することでなぜ、
このエクササイズをやるのか!の理由が
明確に分かりクライアントに伝えるときの説得力が増しますよ^^

ぜひ読んでくださいね。

1.コアコンと発育発達

改めて!
JCCAでお伝えしている
「コアコンディショニング」についてご紹介します。

コアコンディショニングとは、
『ヒトの発育発達に沿って進められる
コア機能再学習エクササイズ』です。

目的は
・全ての身体活動に通じる良好な姿勢の獲得
・コアと全身が強調した効率的な動作の獲得

早い話が、
発育発達に沿ってエクササイズすることで
ただ単にコアを強化するだけでなく
良い姿勢と機能的に動かせる身体が
手に入るのです。

2.発育発達について

発育発達とは、
生まれてから立ち上がるまでの約1年の成長過程を
表したものでありその間に私たちは、様々な機能を獲得します。

この機能は人間にとって
必要不可欠な機能です。

しかし、便利な世の中になり、
現代人は失われていることが多いため
発発の機能を再学習することが重要になります。

・肩こり腰痛などの不調がある
・パフォーマンスが上がらない
・クライアントが思ったように動けない
・苦手な動きがある
こんな時、発育発達のポイントに戻って
指導してみては、いかがでしょうか。

<定頚~立ち上がりまでの獲得ポイント>

◆定頸:
正中感覚(身体の真ん中の感覚)獲得
◆仰向け:
屈曲を使って手足の存在を認識
◆うつ伏せ:
伸筋の発達を促す・脊柱周りの筋強化
◆寝返り:
正中感覚の強化・胸郭を整える
◆腹ばい:
ロコモーション・体幹機能向上
◆四つ這い:
臼蓋形成・腰椎前湾・体幹機能向上
◆お座り:
仙骨前傾・腰椎前湾・体幹機能向上
◆高這い:
足底機能強化・下肢の連鎖
◆立ち上がり:
抗重力機能の学習

3.発育発達の活用例

例)スクワットで
膝が動きすぎるなど適切にできない場合

修正方法として、
①膝立ちでのスクワット
②高這いでのスクワット
③四つ這いでのスクワット
と段階を下げていきます。

このように発育発達で獲得する順を
下げて指導していくことで
・重心位置が下がり安定する
・指示基底面が増える
など、強度と難度を
変化させることが可能になります。

まとめると、
スクワットで言えば、各ポジションで
「コアを使いながら股関節を動かす」
という動作学習を繰り返すことで、
最終的には立位でスクワットができるよう
促すことができます。

発育発達の各ポジションを
1つのエクササイズの
バリエーションとして活用したり、
また、発発と逆からの活用により
難しい動きもシンプルに難易度をさげて
クライアントに伝えることが可能になります。

 

今回は、「生後獲得する運動の重要ポイント」に
ついてお伝えしました。

赤ちゃんの発育発達から
運動を考えていくととても面白いものが見えてきます。

なぜこのエクササイズが必要なのかを
腑に落として、指導できるようになります。

『発育発達からひも解くコア』セミナーは、
座学6時間ですが、講座の中では、
発育発達順番での赤ちゃん体操も体感できますので、
ぜひ一度ご参加くださいね。

【発育発達からひもとくコアセミナーの詳細はこちら】
https://jcca-net.com/growthcore/

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