2022.12.02コアコンニュース
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【メインテーマ】
僧帽筋の基礎知識
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こんばんは♪
綿貫です。
パソコン、携帯を見ている時など、
集中すると、背中が丸くなってしまう方!
ここのトレーニングは、
欠かせません!
というくらいとても大切な筋肉。
さらに言うと、
大きな筋肉であり
機能や役割も多数あるのに
意外と繊細で
他との協調がないと
うまく体を動かせない。
そして、
そのバランスが崩れると
体に負担がかかってしまう。
今日は、そんな、
ちょっとかまってあげたくなるような筋肉^^;
僧帽筋についてご紹介します。
僧帽筋の特徴を知ることで
より効率良く、
姿勢改善
肩こり腰痛改善
パフォーマンスアップなどの
トレーニング指導ができます。
1.僧帽筋の基礎知識と構造
僧帽筋は上部線維、中部線維、下部線維の
3つの筋肉から構成されます。
・上部線維:肩甲骨挙上
・中部線維:肩甲骨挙上、内転、上方回旋
・下部線維:肩甲骨下制、上方回旋
3つの動きは異なりますが、
手を挙げる際には3つが同時に収縮することで
肩甲骨の上方回旋を促しています。
(※肩甲骨のフォースカップル:
以前、記事にも書いたことありますね^^)
<機能>
日常では肩の屈曲や外転など、
上肢を動かす際に
肩甲骨の上方回旋を促すことで
肩こりや四十肩、五十肩など
肩を痛めないための動きの
サポートをします。
また、中部線維は
肩甲骨内転の働きがあるため
猫背にならないよう姿勢保持に働きます。
スポーツ動作では、
ラグビーやアメリカンフットボールなど
タックルがあるスポーツにおいて
僧帽筋上部がより発達しやすい
と言われております。
これは僧帽筋上部が
頸部に付着しているので
タックル時の頸部を守るために
僧帽筋上部が働くからです。
2.機能不全
<日常>
・僧帽筋下部の機能不全が起こると
僧帽筋上部が過剰に収縮してしまい
肩こりを引き起こします。
また、僧帽筋下部の機能不全が起こると
上方回旋が促されなくなるため
手を挙げた際に肩関節にて
インピンジメントが生じ
将来的に肩関節周囲炎などになる
リスクが高まります。
・僧帽筋中部の機能不全が起こると
肩甲骨が正常より外転位になり
猫背や円背などの不良姿勢に
なってしまいます。
<スポーツ>
・僧帽筋上部の機能不全が起こると
頸部を守るための筋力が不十分なため、
タックルをした際に
頸部が過剰に動いてしまい
痛めるリスクが高まります。
3.予防アプローチ
<バックエクステンション>
胸を反らせることで
僧帽筋下部を強化することができます。
また、バックエクステンションで
両手を挙げた状態をキープしながら
肘を屈曲し頭の方へ近づけることで、
より僧帽筋下部への
収縮を促すことができます。
スポーツ動作での怪我の予防や
肩こり、腰痛など
不定愁訴の予防にも
僧帽筋の上部・中部・下部、
全てが機能していることが
重要です!
バランス良く整えていきましょう。
今回は、
「僧帽筋の基礎知識」
についてお伝えしました。
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身体のバランスを整えながら
障害予防のためのトレーニング
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