膝立ちの見方とエクササイズ【コアコンニュース】

コアコンニュース

2022.10.28コアコンニュース
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【メインテーマ】
膝立ちの見方とエクササイズ
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こんばんは♪
綿貫です。

先週に引き続き股関節シリーズ!

今回は、切り口を変えて
赤ちゃんの発育発達の中で
膝立ち時期の股関節の役割と
そこを活かすエクササイズ例を
お伝えします。

赤ちゃんは生まれてから立ち上がるまでの
およそ一年間で様々な機能を獲得し、
重力下でも立って歩けるようになります。

それを現したものが発育発達です。

この発育発達過程で獲得する機能は
人間にとって必要不可欠な機能なのですが、
現代人は失われていることが多いです。

そのため発育発達過程で獲得する機能を
再学習することが不調を改善、
防ぐためには重要なのです。

今日お伝えする膝立ちは、
初めて、股関節に
自分の体重を乗せていく
重要なポジションです。

この時期の動きが
股関節にとって
どんな意味があり最善するためには、
どのようなエクササイズに
繋いでいけばよいのかを
お伝えします。

1.股関節について

股関節は骨盤の関節窩と
大腿骨頭からなる関節です。

前回お伝えしたように
大腿骨頭が丸い球の形をしており
受け皿である骨盤の関節窩も
丸く窪んでいることから、
臼状関節と言われます。

3軸性で運動の自由度が高いため
可動域が広いことが
股関節の特徴です。

股関節はカラダの中心にあり
体幹と下肢を繋ぐとこに位置するため、
体重支持と移動という
重要な役割があります。

股関節に限らずカラダの各関節には
安定させるべき関節と、
可動させるべき関節と
役割が決まっています。

股関節は安定性と可動性の
どちらの役割も担うことで、
体重支持と移動を行なっています。

重要な役割を持つ股関節は、
求心位(骨頭を関節窩に引きつける)
を保つことがポイントです。

求心位に保つためには、
理想的な位置
(ニュートラルポジション)にて
効率良いエクササイズを行うことが
必要です。

2.膝立ちのニュートラルポジション

膝立ちの理想的な姿勢は以下です。

・矢状面上:頭から膝まで一直線
・前額面上:両側の肩の高さが同じ、
両側の骨盤の高さが同じ
・水平面上:両側の肩の位置が同じ、
両側の骨盤の位置が同じ

理想的な姿勢が取れていると、
股関節は求心位を保つことができ
適切に荷重することができます。

3.エクササイズ紹介

股関節に適切に荷重するために
オススメのエクササイズが
「ニーリングスクワット」です。

膝立ち姿勢から臀部を踵に近づけるように
股関節と膝を屈曲させ、
戻すときは臀筋とハムストリングを使いながら
股関節を伸展させます。

頭から臀部まで一直線をキープしながら
動くことがポイントです。
股関節が適切に機能していない場合、
膝立ち姿勢でのエクササイズは
足関節・膝関節の動きが含まれておらず、
代償動作が出にくいため
狙った動きが誘導しやすいです。

今回は
「膝立ちの見方とエクササイズ」
についてお伝えしました。

発育発達からひも解くコア
セミナーでは、
膝立ち以外にも
赤ちゃんの発育発達過程を
学ぶことができます。

立つために、身体を動かすために必要な
これらを理解することで
クライアントに必要な
エクササイズを予想し、
説得力持った指導をすることが
可能になります。

ぜひ受講してみてくださいね。

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https://jcca-net.com/growthcore/

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