大腿四頭筋の基礎知識【コアコンニュース】

コアコンニュース

2022.7.29コアコンニュース
◇━━━━━━━━━━━━━◆◇◆
【メインテーマ】
大腿四頭筋の基礎知識
◆◇◆━━━━━━━━━━━━━◇

こんばんは♪
綿貫です。

立ったり座ったり、
歩いたり・・・・・

日常生活に欠かせないこの動作。
この動作に必要な筋肉が
大腿四頭筋や臀筋群などです。

しかし、運動不足などで
最近この筋肉が衰えている方が
私の現場でも
非常に多くなってきています。

衰えるとどうなってしまうのか
また、予防するには、
どんなエクササイズがオススメなのかなど
今回は、大腿四頭筋について
書いてみました。

1.大腿四頭筋の基礎知識と構造

大腿四頭筋は名前の通り
4つの筋肉からなります。

①内側広筋:大腿骨粗線の内側唇から起始
②中間広筋:大腿骨骨幹部の全面から起始
③外側広筋:大腿骨粗線の外側唇から起始
④大腿直筋:下前腸骨棘、寛骨臼上縁から起始

停止は全て膝蓋骨を介して
脛骨粗面に付きます。

筋肉の作用は膝の伸展と、
大腿直筋は二関節筋であるため
股関節屈曲にも作用します。

機能は膝の安定に働きます。
膝関節は大腿骨と脛骨の被りが浅いため
非常に不安定であり
大腿四頭筋により
安定させる必要があります。

また、膝を伸展させるために必要な
大きな筋肉なので
立ち上がりや歩行において
重要な働きをします。

2.機能不全

A.大腿四頭筋の硬さによる障害

ジャンパー膝やオスグットシュラッター症候群があり、
どちらもスポーツを活発に行っている
育成年代に多く起こります。

大腿四頭筋は柔軟性が低下すると
膝蓋骨の可動性が低下し、
膝蓋骨上下の腱や筋腱移行部で
牽引ストレスが大きくなり痛みにつながります。

B.内側広筋の機能低下による
  エクステンションラグ

エクステンションラグとは
他動的には膝を最終域まで伸展できるが、
自動運動ではできない状態のことを言います。

内側広筋は膝の最終伸展で働くといわれており、
機能低下すると自動運動にて
最終伸展が行えなくなり
膝へ負担がかかります。

C.大腿四頭筋の筋力低下による膝折れ

膝折れとは歩行や立ち座りの途中で
膝がガクッと抜けるように折れる現象で、
高齢者や脳卒中の方で
大腿四頭筋の筋力低下が著しいと起こります。

3.予防・改善アプローチ

今回は筋力低下に対してお伝えします。
内側広筋に特化した筋力強化エクササイズでは
パテラセッティングが有効です。

方法は片足を伸ばして座り膝裏に
タオルかテニスボールを置き、
つぶすように膝裏を押し付けることで
伸展を促しながら内側広筋などを強化します。

更に、股関節の可動性も
原因の1つにあるため
ペルコンエクササイズで
股関節の動きを引き出すことも
オススメです。

大腿四頭筋の機能不全を
引き起こさないためには、
股関節機能の向上
(可動性や殿筋群、
ハムストリングなどとの筋力バランス)や
コアの活性化など、
全身をバランス良く
整えることが重要です。

今回は、
「大腿四頭筋の基礎知識 」
について解説しました。

股関節の機能向上にオススメである
ペルコンエクササイズは、
JCCA『ペルコン』セミナーで
学ぶことができます。

実技メインの1時間半の講座ですので
お気軽に受講されてみては
いかがでしょうか。

【ペルコンセミナーの詳細はこちら】
https://jcca-net.com/perusoraplus/

コメント