フレイル【コアコンニュース】

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2022.3.04コアコンニュース
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【メインテーマ】
フレイル
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こんにちは♪
綿貫です。

男性で約9年、女性で約12年
これ、何の数字だと思いますか?

実は、平均寿命と健康寿命の差です。

ということは、この期間は、
寝たきりなど何かしら
生活の質が低下している
ということですね。

そうならないためにも
健康寿命を延ばすことや
さらに医療費削減などもあり、
「予防」が注目されています。

今回は、特に高齢者に起こりやすい
「フレイル」について
その予防方法などをお伝えします。

1.フレイルとは

フレイルとは日本語で老衰を意味し、
加齢により運動器や認知機能を含む
心身の機能が衰えた状態です。

似た意味の言葉で
ロコモティブシンドロームがありますが、
ロコモティブシンドロームは運動器
(骨、筋肉、関節、靭帯、神経などの器官)
の障害により
機能が低下した状態のことを言います。

つまりフレイルは、
身体的な機能低下だけでなく、
精神や社会的な機能低下、衰退も含みます。

高齢者でフレイルになると
生活機能が低下し、
その後、介護を必要とする方が
多くなってしまいます。

しかしながらフレイルは
早期に、運動指導など
適切なアプローチを行うことで
予防することが可能です。

<Friedらが提唱したフレイルの基準>

①体重減少
②疲れやすい
③歩行速度の低下
④握力低下
⑤身体活動量の低下
上記5つの項目のうち
3つ当てはまる場合がフレイル
1~2つ当てはまる場合がプレフレイル
当てはまるものがない場合が
健常となります。
※フレイルは統一された評価基準はなく、
上記の基準が広く使用されています。

2.予防アプローチ

身体機能が低下することで
認知機能も低下し、
社会的な繋がりが
低下していくことが多いため
運動指導者として
まずは、身体機能に
アプローチすることが重要です。

特に、加齢に伴い
下半身機能が一番落ちやすく、
ここは、移動手段にも関わるため
強化が必要となります。

その他、体幹や神経系に対するアプローチも
下半身の機能向上や
転倒予防には重要です。

【エクササイズ事例】

ひめトレポールを使った
「いろは体操の左右ゆらゆら」では、

①骨盤底筋群を活性化することで
体幹の安定を促す
②左右にゆらゆら動くことで
正中感覚の獲得も促す

と、体幹・神経系
両方にアプローチできます。

心身の機能が低下し
介護が必要となってしまう前に、
早い段階でも介入できることはあります。

高齢者でも行える
シンプルな運動指導を
より早く見つけてあげましょう。
 

今回は
「フレイル」
について解説しました。

予防、改善のためには、
椅子に座って簡単に行える
「いろは体操」がおすすめです。

このセミナーは、実技中心で現場で、
すぐに使える内容となっております。

ご興味ある方は、
ぜひ受講してみてくださいね。

【いろは体操セミナーの詳細はこちら】
https://jcca-net.com/senior/

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