ストレートネック【コアコンニュース】

コアコンニュース

2022.2.25コアコンニュース
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【メインテーマ】
ストレートネック
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こんばんは♪
綿貫です。

首って、本来は
曲がっています!

もう少し詳しく言うと、
緩やかな前傾のカーブを
描いています。

しかし現在、日本人の約8割以上が
「ストレートネック」
予備軍であると言われています。

ストレートネックとは、
簡単に言うと、
スマホなどを見る姿勢で
前に傾き続けることで
頚椎がまっすぐになった状態です。

みなさんのクライアント様にも
多いのではないでしょうか。

これの何が悪いのかというと
これが原因で肩こりなど
不調に繋がります。

ストレートネックの基礎知識や
適切な改善アプローチなどを理解し、
現場で活かしてくださいね。

1.ストレートネックの基礎知識

<ストレートネックとは>

姿勢不良による頸椎のアライメントが
崩れた状態のことを
ストレートネックと言います。

ストレートネックは、
様々な不調を生み出します。

前提として、
ヒトのカラダの適切なアライメントは
横から見た時に、
・耳垂
・肩峰
・大転子
・膝蓋骨後面
・外果2~3㎝前
の各ランドマークが
一直線に並んでいる状態です。

ストレートネックの場合は
頭部が前方突出していることが多く、
耳垂が肩峰より前に位置します。

適切なアライメントでは、
脊柱は生理的な弯曲(S字カーブ)を描くため
通常、頸椎は前弯をしています。

しかしストレートネックでは
頭部が前方突出しているため、
頸椎の弯曲がフラット(ストレート)
に近い状態になっています。

<症状>

肩こりや頸部の痛み、頭痛、めまい、
上肢のしびれなどがあります。

また、ストレートネックの状態が長く続くと
頸椎ヘルニア等になるリスクがあります。

<原因、発生メカニズム>

ストレートネックになる原因の一つに
姿勢の崩れがあります。

頭部が前方突出すると
頸部や肩周りの筋肉に負担がかかって
痛みが生じたり
頸椎の神経が圧迫されて
しびれが生じたりします。

では、なぜ姿勢が崩れてしまうのでしょう。
私たちは、その要因として、
胸椎可動性低下と
コアの不活があると考えます。

可動性が求められる胸椎の可動性が低下すると
本来、安定性の役割がある頸椎が
動きすぎてしまい
結果、頭部が前方突出します。

また、コアの不活により
腰椎の安定性が低下し
胸椎後弯が強くなり
頭部が前方突出する場合もあります。

頭部は約5㎏あると言われており、
ボーリング玉ぐらいの重さがあります。

そんな重い頭部を
コントロールできるような
体づくりをすることが
頸部を守る上では重要です。

2.改善アプローチ

改善アプローチの大きな流れ
①緩める
②モビリティ獲得
③スタビリティ獲得
④動作修正

①  緩める
頸部や肩周りなど緊張が強い部分を
ストレッチや徒手的リリースで緩めます。

②  モビリティ獲得
胸椎のモビリティを獲得し、
頭部が前方突出しないよう
適切な位置に修正します。

③  スタビリティ獲得
頸椎と腰椎のスタビリティが
必要になります。

④  動作修正
日常の体の使い方に問題があることで、
エラー動作が積み重なり機能不全が生じるため
体の状態が整ったら使い方を修正して
新しい使い方を身につけます。

今回のストレートネックや
また、それ以外の機能不全を改善するには、
局所的な問題解決だけでなく
全身に対するアプローチや
根本解決するためのアプローチを
行うことが重要です。

今回は
「ストレートネック」
について解説しました。

ストレートネック改善・
予防の為の過程
①緩める
②モビリティ獲得
③スタビリティ獲得
④動作修正
全てにおいて、
アプローチが可能なエクササイズが
「アシスティックストレッチベーシック」
セミナーで学べます。

セミナーは、実技中心で現場で、
すぐに使える内容となっております。

ご興味ある方は、
ぜひ受講してみてくださいね。

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