下行性運動連鎖【コアコンニュース】

コアコンニュース

2023.11.10コアコンニュース
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【メインテーマ】
下行性運動連鎖
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こんばんは♪
綿貫です。

A「洗濯物を干すとき、
ドライアーをかけるとき
肩が辛いんです。」

B「立ち座りの時の
膝が辛いんです。」

というお悩みを聞くと
それぞれ
Aは、肩周り
Bは、膝周りの
エクササイズを行うと思います。

これも正解です。

しかし、不調なくパフォーマンス高く
カラダを動かすためには
各関節が機能することはもちろん、
関節同士が連動して動くこと
が重要になります。

連動して動かせているか見るために
運動連鎖を理解しましょう。

 1.下行性運動連鎖とは

体はチェーンのように
互いの関節が作用し合い
連鎖して動きます。

このことを運動連鎖と言い、
足から上半身に伝わる上行性
骨盤から足に伝わる下行性
運動連鎖があります。

<下行性運動連鎖>

・骨盤前傾:
股関節屈曲・内転・内旋、
膝伸展・外反、足関節底屈・回内
・骨盤後傾:
股関節伸展・外転・外旋、
膝屈曲・内反、足関節背屈・回外
運動連鎖が起こることで
一つの関節に過度な負担がかかることなく、
スームズに末端まで
力を伝えることができます。

ただ、どこかの関節の動きが悪かったり
安定性がなく動きすぎてしまっていると
その影響が末端に大きく伝わります。

2.コアが抜けた際の体の反応

コアは骨盤の動きに大きく関わるため、
骨盤から連鎖が起こる下行性運動連鎖では
コア機能に左右されやすいのです。

<骨盤の前後傾が
過度になった場合のケガの一例>
骨盤前傾になると足関節が底屈回内するため
スポーツでのストップや切り返し動作で
足関節捻挫が起こりやすくなります。

骨盤後傾になると膝関節は屈曲内反するため
階段昇降で膝が動揺しやすくなり、
膝変形性膝関節症のリスクが高くなります。
また、過度な後傾になると
O脚になりやすく脚のラインも
崩れやすいです。

3.予防・改善エクササイズ

下行性運動連鎖を上手く引き出し
コア機能との連動性を高めることで
怪我の予防、パフォーマンスアップに
繋がります。

・スイングストレッチのワニ

スイングに乗った状態で、
膝を床に付けたまま滑らせるように
体の横に出します。

胸郭が左右にシフトしたり、
骨盤が傾かないように行うことで、
骨盤と股関節の分離動作が促され
股関節の可動性が高まり
骨盤と股関節の連動性が高まります。

更に、スイングでコアを安定させながら
股関節を動かすことで、
骨盤から下肢にかけてだけでなく
胸椎部分の安定性も含め
全身の連動性も高めることができます。

局所のアプローチだけで終わらず
全身の関節の連動性を踏まえた
アプローチを行っていくことで、
より実践的なカラダの使い方を習得できます。

 

今回は、
「下行性運動連鎖」
についてお伝えしました。

「スイングストレッチベーシック」では、
骨盤・股関節・胸椎への
同時アプローチ可能なエクササイズを
学ぶことができます。

特に回旋動作に特化しているので
スポーツの現場、
日常生活
全てにおいて役立つ内容です。

ぜひ受講してみてくださいね。

それでは、
来週もお楽しみに^^

【 スイングストレッチセミナーの詳細はこちら 】
https://jcca-net.com/original/

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