インナーユニットの基礎知識【コアコンニュース】

コアコンニュース

2023.10.20コアコンニュース
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【メインテーマ】
インナーユニットの基礎知識
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こんばんは♪
綿貫です。

どんな動作でも
身体を動かす時には
一番最初に働く筋肉。
どれだと思いますか?

インナーユニットです。

日常生活の中でも、
また、様々なトレーニングを
行う時にも、
実は、このインナーユニットが
タイミングよく働かないと
不調や怪我に繋がってしまいます。

まずは、
インナーユニットの役割や
働かせる時のポイントを
理解しましょう。

いつも行っているエクササイズの
効果が何倍も上がり、
パフォーマンスアップ、
ケガの予防なども
期待できます。

私も、クライアントさんには、
まずはここを使っていくことから
スタートしてます!

 

1.インナーユニットについて

インナーユニットは
横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群の
4つの筋肉で構成されます。

横隔膜は胸腔と腹腔を分けており、
吸気で収縮し、腹腔内圧を保ちます。

腹横筋はコルセットのように腹部を包み、
呼気で収縮し、腹腔内圧を保ちます。

多裂筋は脊柱から背面を支えており、
仙骨前傾に関与し、
骨盤底筋群とともに骨盤安定性に関与します。

骨盤底筋群は骨盤の底から腹腔を支え、
仙骨後傾に関与し、
多裂筋とともに骨盤安定性に関与します。

4つの筋肉で上下、前後面から
腹部を覆うことで
腹腔内圧を一定に保ち
体幹部支えています。

 

2.役割と機能

筋肉には体を支え関節を安定させる
インナーマッスル(インナーユニットを含む)
と、カラダを動かす(関節を大きく動かす)
アウターマッスルがあります。

姿勢を安定させ、
最小限の力で効率よくカラダを動かすには
インナーマッスルが特に重要になります。

インナーマッスルは
姿勢保持のために常に働きます。
(立位保持で2~3割、上肢挙上で4割、
重いものを持ち上げる際は10割+アウター
と言われています)

大きなパワーを発揮するには
アウターマッスルの働きは必須であり、
インナーマッスルだけが働くことはありません。

重要なのは、インナーマッスルが先行して働き、
次いでアウターマッスルが働くことです。

3.インナーユニットを
  活性化させるポイント

インナーユニットを活性化させるには、
呼吸エクササイズが重要です。

息を吸って口からゆっくりと
脱力しながら15秒くらいかけて吐き切る
というシンプルなエクササイズですが、
腹横筋→内腹斜筋→外腹斜筋→腹直筋
の順で収縮することが重要になります。
(腹横筋はインナーユニット、
それ以外はアウターマッスル)

また、腹部の動きは
全体径→横径→前後径
の順で細くなれば
適切にインナーユニットが
働いています。

収縮の順番が異なると
アウターマッスルが先に収縮してしまい、
インナーユニットが収縮できなくなります。

インナーユニットが先に収縮し、
アウターマッスルが後に収縮することで
体幹は安定するため、
シンプルな呼吸でも丁寧に行いましょう。

呼吸前後にモニタリングをしてみると
身体のいろんな部分が
安定してくるのがわかると思います!

 

今回は、
「インナーユニットの基礎知識」
をお伝えしました。

ストレッチポールに乗って
効果的にインナーユニットを
活性化させる方法が学べるのが
アドバンストⅠ

インナーユニットの解剖について
学べるのが
アドバンストⅡ

です。

両方受講していただくことで
クライアントさんに
効果的なインナーユニットの
働かせ方を伝えられるようになり
エクササイズ効果も
変わってくると思いますよ!

ぜひ受講してみてください。

それでは、
来週もお楽しみに^^

【 アドバンストセミナーⅠⅡの詳細はこちら 】

アドバンストシリーズ - [JCCA]一般財団法人 日本コアコンディショニング協会
一般財団法人 日本コアコンディショニング協会。JCCA スポーツトレーナーの育成・支援やトレーナー向けセミナーを開催。コアコンディショニングは登録商標です。使用、掲載時には許可が必要となります。

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