関節モビライゼーションの基礎知識【コアコンニュース 】

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【メインテーマ】
関節モビライゼーション
の基礎知識
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こんばんは♪
綿貫です。

動きやすい機能的な身体
を作っていくためには、

A)身体の状態を整えること
B)身体をとにかく動かすこと

どちらが大切だと思いますか?

私は、
どちらも大切だと思います。

整えただけだと
動くと、また崩れてしまいます。

しかし、身体が整っていない状態で動くと
運動の効率も悪く、
ケガに繋がる恐れもあります。

このように、
整える、動かす
どちらも大切で、
どちらが欠けても
機能的な身体にはなりません。

しかし、多くの方は、
動かすことに慣れていたとしても
自分で身体を整えることに関しては、
・やり方がわからない
・間違ったやり方で、逆に痛みが出てしまう
といった感じでは、ないでしょうか。

今回は、
自分で整えて、動くまでの準備ができるように
関節のモビライゼーションといって
整えるために必要な
関節の動きやメカニズムを理解することと
その活用事例をお伝えします。

 

1.モビライゼーションとは

モビライゼーションの目的は、
痛みや硬さがあったり
可動性が低下している部分に対して
他動的に動かし
可動させること
です。

モビライゼーションには
3カテゴリーのアプローチがあります。

㈰軟部組織へのアプローチ
筋膜リリース
随意収縮を用いたリリース(ホールドリラックス)
ストレッチングetc.

㈪関節へのアプローチ
関節モビライゼーション

㈫神経へのアプローチ
神経モビライゼーション

今回は、身体を動かしていくことにも繋げやすい
㈪関節へのアプローチについて
お伝えします。

2.関節モビライゼーションの
メカニズムとポイント

関節内の異常(可動域低下や痛みなど)
に対して、
他動運動にて骨を動かし
改善を図りますが、
その際に考慮すべきことが
2つあります。

<ゆるみの肢位としまりの肢位>

関節にはゆるみの肢位と
しまりの肢位があり、
ゆるみの肢位では
周囲組織が緩んでいる状態で
関節の接触面積が最も低いため、
骨を他動的に動かしやすくなります。

例)肩関節
ゆるみの肢位:55°外転・30°水平内転
しまりの肢位:外転・外旋

しまりの肢位とは、
関節周囲の組織の緊張が高いため
関節面が密着しており
関節の適合性が最も高く、
外力に対して安定しています。

関節モビライゼーションは
ゆるみの肢位で行います。

<副運動(関節の遊び)>

副運動とはゆるみの肢位で
他動的に生じる関節面の動きのことで、
骨の運動とは、関係なく起きる運動です。

離開や圧迫、滑り、転がり、軸回旋があり、
関節の形状をイメージしながら
骨を他動的に動かすことで
適切に関節モビライゼーションが行えます。

このように、
関節モビライゼーションは
基本的に他動的に行いますが、
セルフで関節の可動域を上げたい場合は、
似た効果を得る方法として
ストレッチポール上での
エクササイズがあります。

例えば、
ベーシックセブンの股関節のワイパー運動は
股関節を内外旋させることで
股関節周囲の筋肉を緩めることができます。

<セルフで行う
(ベーシックセブン実施)時のポイント>

・リラックスできるように高さを調節する
(ハーフカット、MX、EXの活用など)
・力まない小さな動きで行う
・モニタリングを活用してビフォーアフターの
確認をして効果を体感する

力みが生じると骨が動かないため
他動的に行う際もセルフで行う際も
リラックスできる状態を作ると良いです。

 

今回は、
「関節モビライゼーション」
についてを、お伝えしました。

ベーシックセブンを学ぶことで
セルフ関節モビライゼーションの
についても理解が深まり、
さらに効果の体感できるので
クライアントにも納得感持って
伝えられると思います。

ぜひベーシックセブンセミナー
参加してみてくださいね。

それでは、
来週もお楽しみに^^

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ベーシックセブン - [JCCA]一般財団法人 日本コアコンディショニング協会
一般財団法人 日本コアコンディショニング協会。JCCA スポーツトレーナーの育成・支援やトレーナー向けセミナーを開催。コアコンディショニングは登録商標です。使用、掲載時には許可が必要となります。

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