2023.09.29コアコンニュース
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【メインテーマ】
代償動作改善のために大切な
3つのシステム
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こんばんは♪
綿貫です。
私たちは、みんな
『動きのクセ』
を持っています。
中でも悪い動きのクセ
(=代償動作)
を続けてしまうことで
頑張っているのに
・身体の不調が改善しない
・怪我が多い
・技術の伸び悩み・・・
といったマイナスの結果に
繋がってしまいます。
この動きの悪いクセ
を改善していくとき、
みなさんならどうしますか?
実は、ヒトは、
自らのドリル学習によってしか
動きの質を変えることはできません。
悪い動きのクセ(代償動作)
改善のためには、
その仕組みを知り
効果的に改善エクササイズに取り組むことが
近道です!
1.機能的な動きのために
必要なシステム
人が適切に動くためには、
身体の機能的な可動性と安定性が必要です。
身体の動き(安定性)に関与する
仕組みを知ることで
効果的に代償動作の改善に
導くことができます。
身体の動きの質を上げるためには、
次の3つのシステムが関与しています。
①骨格構造的姿勢調整システム
(他動的なシステム)
脊柱、関節、靭帯、は、
脊柱の運動と安定に関与
最終可動域では、
運動を制御することができるが
それ以外は、構造的に剛性がない
②筋肉による姿勢調整システム
(自動的なシステム)
筋の力発生により、脊柱・骨盤周りの
安定性を高める
③神経的姿勢調整システム
(コントロールシステム)
筋や腱、その他の感覚器からの情報により
筋肉に動きの指令を出す
脳からの指令により
筋肉が脊柱周りを安定させ
関節を動かすことで
動きの安定性を
獲得することができます。
しかしヒトは、できるだけ筋力を使わず
楽な姿勢を取りたいと思ってしまいます。
つまり、無意識で勝手に
構造的に頼ってしまう姿勢に
なるのです。
例えばスウェイバック姿勢は、
腸骨大腿靭帯靭帯に身体を預けて
立っているような姿勢などです。
このように、本来ならば関節は、
筋肉で支られ、動かすべきなのですが、
関節や靭帯に依存した姿勢をとってしまうため
結果、そこに余計な負担がかかり
痛みや違和感に繋がってしまうのです。
代償動作改善のためには、
このシステムより、
①関節アライメントの改善
(リアライメント)
②個々の筋の力の発生能力の改善
(リセット)
③正しく動くコントロール能力の改善
(ボディコントロール)
これらのドリル学習を繰り返し
3つの繋がりをよくすることが大切で
その結果、
機能的な動作に導くことが可能となります。
2.自分の代償に気づく
ヒトは自分がうまく動けていないことに
気づいていません。
身体の不調、ダイエットの失敗
パフォーマンスが上がらない
なども動きに代償ががあるからだ
と言うことに気づいていないのです。
動画などを使って
クライアントに動きの代償動作を
可視化し、説明していくことで
クラアントは、
・無意識の中で
代償を起こしていることに気づく
→
・意識して動きの修正を試みるが難しい
→
・体幹の機能改善のための
運動を繰り返し行う
→
・意識して
動きの修正ができるようになる
→
・無意識に修正動作が落とし込まれる
→
・動きの質が変わる
というステップを
踏んでいくことができます。
まずは、クライアント自身に
代償動作があることを
気づかせることが大切です。
今回は、
「代償動作改善のために大切な
3つのシステム」
についてを、お伝えしました。
JCCAの『代償診断の基礎』セミナーでは
9つの動きの代償が見れるようになり、
その状態をクライアントに
伝えることができるようになります。
クライアントの動きの質を上げるために
ぜひ参加してみてくださいね。
それでは、
来週もお楽しみに^^
【 代償診断の基礎セミナーの詳細はこちら 】
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