多裂筋の機能不全【コアコンニュース】

コアコンニュース

2024.04.26コアコンニュース
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【メインテーマ】
多裂筋の機能不全
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こんばんは♪
綿貫です。

・姿勢が悪い
・腰が辛い
・肩がこる

このように感じる時、
その原因の1つに
多裂筋が上手く使えていないことが
関係しています。

多裂筋は、
小さな筋肉ですが、
姿勢や動きをサポートする上で
非常に重要な役割を果たしています。

しかし、鍛えにくく
衰えやすい筋肉でもあります。

特に、長時間座っている方は
ぜひ、ここをしっかりと
使えるようにすることが
重要です。

1.多裂筋の機能と機能不全

<解剖>
多裂筋は
仙骨後面、腰椎(乳頭突起)、胸椎(横突起)
第4(5)頸椎関節突起から起始し、
腰椎以上の棘突起に停止します。

筋肉の働きは片側のみ収縮すると
同惻への体幹側屈と回旋が起こり、
両側が収縮すると体幹伸展が起こります。

<機能>
多裂筋は脊柱の椎骨一つ一つを
繋げている筋肉であり、
一つ一つの筋肉は小さいが
腰椎骨盤帯から頚椎までと
広範囲に付着しているため
脊柱安定に働きます。

また、多裂筋はインナーユニットを
構成する1つの筋肉です。

インナーユニットは
横隔膜、骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋の
4つの筋肉で囲まれており、
多裂筋は腹圧が逃げないよう
後面から支えています。

脊柱の安定に働き、
インナーユニットとして体幹を支えるため
「姿勢保持」に大きく関わります。

<機能不全>
多裂筋は腰椎骨盤帯にも付着するため
適切に機能していないと、
骨盤が緩みやすくなり
過度に後傾するなど
姿勢不良になりやすいです。

多裂筋はインナーユニットを構成するため、
機能しないと腰椎が不安定になり
脊柱起立を過剰に使ってしまい
腰痛に繋がります。

その他、歩行など片足を挙げた際に
腰椎骨盤を安定させる働きがあるため、
機能不全があると歩いたり階段を登る度に
腰椎骨盤帯が不安定になり結果、
腰痛や股関節の痛みに繋がることがあります。

2.予防・改善アプローチ

インナーユニットを構成する筋肉なので
呼吸により活性化させることが
できます。
オススメは、ひめトレを活用し
呼吸を行うことです。

ひめトレ(呼吸エクササイズ)
<腹式呼吸>
ひめトレを縦に置いて乗った状態で、
息を吸うときにお腹を膨らませ
吐くときにお腹を凹ませるように吐くことで、
インナーユニットの活性化に繋がります。
※より多裂筋の意識をするためにも
左右の座骨を均等に感じて座り
骨盤をニュートラルポジションに
キープしたままでて行ってみましょう。

多裂筋は姿勢や歩行動作など
日常無意識に行われることに大きく関わるため、
機能不全がある状態で
生活したり運動したりすることは
ケガのリスクがあります。

適切に機能するように
アプローチしていきましょう。

今回は「多裂筋の機能不全」
についてお伝えしました。

ひめトレを使って行う
「ひめトレファイブ」は、
椅子に座ったままで
多裂筋や骨盤底筋群などの
インナーユニットを活性化させる
ことができるエクササイズです。

女性や高齢者だけでなく
一般のスポーツ愛好家や
アスリートにも喜んでいただける
内容です。

ご興味ありましたら、
ぜひご参加くださいね。

それでは、
来週もお楽しみに^^

【ひめトレベーシックセミナーの詳細はこちら】
https://jcca-net.com/himetore/

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