下行性運動連鎖【コアコンニュース】

コアコンニュース

2024.06.07コアコンニュース
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【メインテーマ】
下行性運動連鎖
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こんばんは♪
綿貫です。

「膝が辛いのでしたら、
膝周りを強化するエクササイズを
行いましょう!」

実は、これ
遠回りなエクササイズになってしまう
可能性があります。

なぜならば、
膝が痛い場合のほとんどが
膝に原因がないからです。

では、どこが原因なのでしょう・・・

不調なくパフォーマンス高く
カラダを動かすためには
各関節が機能することはもちろん、
関節同士が連動して
動くことが重要です。

この場合は、コア機能、
股関節、足関節など。

連動して動かせているか見るためには、
運動連鎖を理解する必要があります。

今日は、運動連鎖について
お伝えします。

1.下行性運動連鎖とは

体はチェーンのように
互いの関節が作用し合い
連鎖して動きます。

このことを運動連鎖と言い、
足から上半身に伝わる上行性と
骨盤から足に伝わる下行性の
運動連鎖があります。

<下行性運動連鎖>
骨盤前傾:
股関節屈曲・内転・内旋
膝伸展・外反、足関節底屈・回内

骨盤後傾:
股関節伸展・外転・外旋
膝屈曲・内反、足関節背屈・回外

運動連鎖が起こることで
一つの関節に過度な負担がかかることなく、
スームズに末端まで
力を伝えることができます。

ただ、どこかの関節の動きが悪かったり、
安定性がなく動きすぎてしまっていると
その影響が末端に大きく伝わります。

2.コアが抜けた際の体の反応

コアは骨盤の動きに大きく関わるため、
骨盤から連鎖が起こる下行性運動連鎖では
コア機能に左右されやすいです。

<骨盤の前後傾が過度になった場合のケガの一例>
・骨盤前傾になると足関節が底屈回内するため
スポーツでのストップや切り返し動作で
足関節捻挫が起こりやすくなります。

・骨盤後傾なると膝関節は屈曲内反するため
階段昇降で膝が動揺しやすくなり、
膝変形性膝関節症のリスクが高くなります。

また、過度な後傾になるとO脚になりやすく
脚のラインも崩れやすいです。

3.予防・改善エクササイズ

㈰スイングの
アーム&レッグリフトキープ

スイングに乗った状態で、対角の手足を浮かし
数秒キープする動きを交互に繰り返します。

体が回旋したり腰が反らないように
安定させることでコアを活性化させながら、
手脚を分離して動かすことができます。

㈪アシスティックの
無限ループ

座位にてニュートラルをキープ
肩の高さでアシスティックを
回転させます。
さらに体幹の回旋も入れてみる。

体幹と下肢、体幹と上肢
それぞれ協調させて
腰椎、骨盤の安定性を引き出すことで

共同と分離の動作を学習することができ、
全身の連動性を高めることができます。

局所のアプローチだけで終わらず
全身の関節の連動性を踏まえた
アプローチを行っていくことで、
より実践的な体の使い方を習得できます。

今回は「下行性運動連鎖」
について、お伝えしました。

全身をコーディネーションさせた
動きを獲得するには、
・下肢と体幹を協調させる
『スイングストレッチベーシック』
・上肢と体幹を協調させる
『アシスティックストレッチ
ベーシック』
がオススメです。

組み合わせて行うことで
全身の機能改善運動を効果的に
行うことができます!

ご興味ありましたら、
ぜひご参加くださいね。

それでは、
来週もお楽しみに^^

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