大竹市学校保健会さま講演報告〜運動器検診開始にともなって〜

講演・研修

今回、講演の依頼いただいたのは大竹市学校保健会さまです。

講師を担当されたのは、竹原亮紀さん。JCCAマスタートレーナー・A級講師として活躍されており、現在は運営委員長もご担当いただいています。

広島県にてコンディショニングスタジオ・コア×コアを運営され、子どもから高齢者までを笑顔にする指導者として活躍されています。

今回のコアコン講演について

今回、講演の依頼いただいたのは大竹市学校保健会。平成28年度から始まる ”運動器検診” に伴って、児童生徒の姿勢を整えたり運動機能を高める方法について教えてほしい、とのことでした。

講義と実技を踏まえた、2時間ほどの内容で、お話の中ではコアキッズ体操のことや発育発達の考え方もお話しいただきました。

受講された方からは、

  • 「大変興味深く拝聴させていただき,ありがとうございました。子どもの姿勢は歯並びにも関係していますので今後,取り上げて頂ければと思います。」
  • 「具体的なコア体操についてお話頂けたら良かったです」
  • 「環境づくりの重要性,成長過程の動きを体操として活用してみようと思います」
  • 「健やかな体,心,そして学力と総合的に児童を育てていく,しっかりと取り組んでいきたいと思います」
  • 「いつでもリカバリーできるという言葉に希望を感じました。」

等のうれしい感想を頂いています。

運動器検診とは

講演の依頼のきっかけでもある「運動器検診」とは

運動過多や極端な運動不足などによる運動器(骨・筋肉・腱・靭帯など、身体を支えたり動かしたりするための期間の総称)の障害や疾病がないかを調べるために導入された、健康診断の1つ。具体的には、脊柱の伸展屈曲、片足立ち、しゃがみ込みなどを行う。

というものようです。

運動器検診導入の背景は、以下のように掲載されています。

現代の子どもたちには運動不足による体力・運動の能力の低下や運動のし過ぎによるスポーツ障害の二極化が深刻となっています。運動器の10年日本協会では、平成17年度から「学校における運動器検診体制の整備・充実モデル事業」を開始し、平成22年度には10道府県での事業が実施されました。これにより、児童生徒の運動器疾患や障害の頻度が高く、子どもの健全な成長に早急の対策を講じる必要性が判明しました。平成26 (2014)年4月30日に文部科学省から「学校保健安全法の一部改正」により「運動器等に関する検査を必須項目に追加」され、平成28年(2016)年4月1日より実施されます。すなわち、これまで運動器(整形外科)疾患としては、脊柱側わん症や胸郭の検診項目が実施されていますが、新たに上肢・下肢などの四肢や骨・関節の運動器障害についての検診項目が加わりました。

※運動器の10年より抜粋・要約(http://www.bjd-jp.org/medicalexamination/guide_0.html)
診断ではなく、スクリーニングの意味合いで行われるようです。 運動器検診についてより詳しく知りたい方は調べてみてください。

まとめ

運動器検診が始まった背景には「運動のしなさすぎ、もしくはし過ぎ」とあります。

いずれにしても、コアコンディショニングはベースとなる身体の土台作りとして貢献できると考えられます。

子どもの未来の可能性を広げるために、よりたくさんの指導者にコアキッズ体操やコアコンディショニングを知っていただけたらと思います。

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