「触れない」は当たり前ではない|治療から見るセルフコンディショニング

講演・研修

兵庫柔整専門学校の同窓会さまより、「大人から子供までが気軽に行えるコアエクササイズを教えてほしい」というご依頼をいただきました。

当日講師を担当されたのはマスタートレーナー・A級講師の伊藤勇矢さん。

兵庫県で整骨院を開業され、治療とエクササイズを融合させた独自のアプローチで患者さんをサポートされています。

同窓会勉強会の内容について

  • コアコンの概論のお話
  • ブロック姿勢評価の仕方
  • 胸郭関係へのアプローチ(ソラコン)
  • 治療への応用(コアセラピー)

などを行いました。

コアコンディショニングを初めて知ったという方も多くいらっしゃったとのこと。受講された方は、簡単なエクササイズで身体の変化があることに驚かれていました。嬉しいですね。

”触れない”は当たり前じゃない!?

伊藤さんにお聞きしたところ、受講された方から、こんな感想もいただいたそうです。

「最初は”触れない”ことに違和感がありました」

JCCAでは、自分で体を動かしてセルフコンディショニングに導くために、クライアント・患者には触れずに指導することに基本としています。

JCCAではこれが当たり前になっていますが、そうではないことも多いことを改めて感じました。手技で治したり痛みを取っている方は触るのが基本となるため、触れることがむしろ当たり前なのです。

どちらがよい・悪い、ということではなく、何を目的として、どう使い分けるのか、ということが大事なのではないでしょうか。

セルフで動いてもらっても、やり方が間違っていたら効果を体感できず、セルフコンディショニングには結びつきません。一方、徒手で補助していても、最終的に自分で実施できるように教育することで、患者さん自身のセルフコンディショニングに繋がっていきます。(JCCAではこの概念をコアリコンディショニングに導入しています)

まとめ

クライアント・患者の状態を見て、今すべきことは何かを考えることが、セルフコンディショニングが広げるために必要なのかと感じる勉強会でした。

伊藤さん、講師をご担当いただきありがとうございました!

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