産前産後ケアセミナーでのひめトレ活用|子育てママへのコアコン事例紹介!

講演・研修
今回お話を伺ったのは、静岡県三島市で活動されているひめトレインストラクターの宮石紘実(みやいしひろみ)先生です。

宮石先生は、ご自身の二度の出産・産後の経験から、産後のお母さん方のサポーターとして活躍されています。

今回は、三島市内で開催された産前•産後ケアセミナーと、そこでのひめトレ活用について教えていただきました。

三島市主催の「女性まちづくり講座」 という講座に参加し、成果発表にて自身の三島市での二度の出産と産後の経験を経て、ニーズを感じていたケアを提言しました。

母子手帳の交付に訪れた妊婦全員に告知し、交付元の同会場、保健センターにて「産前・産後ケアセミナー」を開催するという内容です。私が提案する前からすでに、三島市の方でも産後の心のケアには取り組んでいて、体のケアの必要性を感じているタイミングでの提案だったので、すぐにひめトレポールを市の予算で20本購入してくれました。それから、2ヶ月に一度、セミナーがスタートすることになったのです。

セミナーでは具体的にどんなことをされたのか教えてください。

産前•産後ケアセミナーと題して三島市の妊産婦さんを対象に行いました。

産婦さんには骨盤の模型や絵を見せて、自分の骨(坐骨、恥骨、尾骨、仙骨、腸骨)の位置を確実に理解したうえでひめトレエクササイズを行い、後半はピラティスの要素がはいった少しキツめのエクササイズを、深い呼吸を確認しながら行います。妊婦さんはひめトレを使いませんが同じように自分の骨の位置を理解した後は肩こり腰痛のときに役立つストレッチをお伝えしています。

妊産婦合同の時間もありまして、そこでは女性ホルモンや自律神経といったからだの話から、夫婦間で情報を共有する練習(パートナーシップ)、産前産後の情報交換まで、母子のケア、というよりも一人の女性としての時間をすごしてもらえるようにテーマをしぼっています。

ご活動がローカルテレビで放送されました!
~プレママ・産後ママのための~産前・産後ケアセミナー

また、静岡新聞でセミナーの様子が取り上げられました。

セミナーを受けた人たちはどんな変化がありましたか?

妊婦さんは同じ地域の先輩ママに不安な点などをとことん質問でき、ストレッチで体もスッキリして帰られました。

ペアストレッチなども行いますので、たまたまペアになった方とそれをきっかけにお友達になったり、とても楽しそうでした。

産婦さんは、子育てに追われる毎日で気づかなかった自分の不調も、骨盤の理解を深める事によって気づいたり、日々の生活で姿勢など気をつけていこうという意識が芽生えているように感じます。

セミナー参加者の感想を教えてください。

「今まで意識したことのなかった筋肉の存在に気づき、トレーニングできてよかったです。」
「骨盤底筋群がじんわりあたたかくなったような気がします。」

こういった言葉をいただき、受講前に比べご自身の体に意識が向いているようです。

宮石先生ご自身の感想を教えてください。

このようなセミナーを保健センターで参加費無料で開催することがずっと夢でした。心と体は繋がっていて、切り離す事ができないからこそ、産後に運動も精神的ケアも必要です。その2つを同時に叶えることができるようにと企画しました。

しかし、このセミナーは私一人ではできません。私の提案を聞いてすぐに取り入れてくださった三島市健康づくり課の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。

また、現場ではたくさんの保健師さん、保育士さん、管理栄養士さん、など、各分野のプロフェッショナルが集結して成り立っています。これは行政ならではの強みだと感じています。その集団の中で講師をさせていただけることを誇りに思います。何より、ご参加の皆さまが笑顔で帰っていく姿は最高のご褒美です。

まとめ

日々子育てで大変なお母さん方も、自分自身の身体と向き合い、労ってあげることで笑顔が広がっていく、そんな様子がイメージできたインタビューでした。たくさんのお母さん方にひめトレを知っていただけたことを嬉しく思います。

宮石紘実先生、ありがとうございました。

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