仙腸関節と多裂筋疾患【コアコンニュース】

コアコンニュース

2022.9.23コアコンニュース
◇━━━━━━━━━━━━━◆◇◆
【メインテーマ】
仙腸関節と多裂筋疾患
◆◇◆━━━━━━━━━━━━━◇

こんばんは♪
綿貫です。

みなさん、
上半身と下半身を繋ぐ
とても大切な部分といえば・・・

仙腸関節ですよね^^

しかし、構造上とても不安定であり
更に、不良姿勢や普段の良くない
身体の使い方、クセにより
機能不全を起こしやすい部分でもあります。

実は、腰痛や股関節の痛みだけでなく
肩こりや膝痛など
さまざまな機能不全の原因も
ここにあることが少なくなのです。

今回は仙腸関節と
そこに関わる重要な筋肉
多裂筋をメインに
骨盤の基礎知識や痛み
について紹介します。

 

1.骨盤の基礎知識

<骨盤の解剖>
骨盤は寛骨と仙尾骨から構成され、
寛骨は腸骨、坐骨、恥骨で構成されます。

骨の構造上、不安定な造りをしているため
靭帯や筋肉で支えています。

骨盤周りの筋肉で重要なのは、
インナーユニットを構成する、
多裂筋や骨盤底筋群などです。
(インナーユニットは
横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、
多裂筋から構成されます)

多裂筋は骨盤と椎体をつなぐ筋肉で、
背面を支える役割があります。
また、骨盤底筋群とともに
仙骨を前傾の良い位置に
キープし続けるためにも
大切な筋肉です。

骨盤の関節である仙腸関節は
ごくわずかですが、
2mm程動くと言われています。

仙腸関節はカラダの中心部分にあるため、
わずかでも動くことで
股関節や脊柱の末梢の可動域に
大いに影響を与えます。

仙腸関節の特徴的な動きとして、
仙骨の起き上がり運動
うなずき運動があります。

骨盤は前傾後傾するとき、
仙骨と寛骨は逆方向に動きます。
(仙骨が起きあがるとき寛骨は前傾、
仙骨がうなずくとき寛骨は後傾します)

この仙腸関節の動きがあることで
骨盤は良いねじれを起こし
股関節をスムーズに動かすことができます。

2.仙腸関節の痛みと多裂筋の関係

<仙腸関節の痛み>
仙腸関節には主に二つの痛みがあります。

①動かないことによる痛み
仙腸関節の動きが硬いと、
仙腸関節部分の痛みだけでなく
代償として過度に動く腰部の
痛みや股関節のつまりなどに
繋がる場合もあります。

②動き過ぎによる痛み
仙腸関節が動きすぎてしまうと
離開ストレスが生じるため
仙腸関節部分に痛みや骨盤が広がり
コアが抜けやすくなることが多いです。

<多裂筋の機能不全>
多裂筋は仙骨を
良い位置に導く筋肉です。
更に、インナーユニットであるため
収縮できないとコアが抜けてしまいます。

多裂筋が機能不全を起こすことで
脊柱起立を過剰に使い、
腰痛などになるリスクがあります。

多裂筋を適切に機能させるためには、
インナーユニット全体が
機能することも重要です。

呼吸などでインナーユニットの活性化を行い、
次いでうつ伏せにて下肢、または上肢を
持ち上げるエクササイズなどで
多裂筋の収縮を促すと良いです。

 

今回は
「仙腸関節と多裂筋疾患」
をご紹介しました。

仙腸関節を整えるためには
多裂筋を初めとする
インナーユニットを
適切に使えることが大切です。

JCCA「アドバンスト1」セミナーでは
呼吸によりインナーユニットを
活性化させ、
体幹を安定させる方法を
シンプルにお伝えしています。

実は、ベーシックセブンで
身体の歪みを整えた後も
必ずこの体幹を安定させる過程
が必要なんですよ。

ご興味ありましたら、
ぜひご参加くださいね。

【アドバンスト1セミナーの詳細はこちら】
https://jcca-net.com/realignment/

コメント