梨状筋症候群のメカニズムと3つの予防エクササイズ【コアコンニュース】

コアコンニュース

2022.4.22コアコンニュース
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【メインテーマ】
梨状筋症候群のメカニズムと
3つの予防エクササイズ
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こんばんは♪
綿貫です。

座っている時間が長かったり、
いつもと違う体制で長時間
仕事を行った後に
お尻の辺りに違和感がある方を
多く見かけます。

痛み、違和感のある時は、
もちろん病院に行くことが、
大切ですが、
そういった違和感、痛みに
なってしまわないように
普段から予防をしておくことは、
重要です。

今日は、そのお尻の違和感の
原因の1つである
「梨状筋症候群」
についてお伝えしますね。

 

梨状筋症候群とは、
深層外旋六筋(股関節外旋筋)の一つである
梨状筋の硬さにより
坐骨神経痛が生じる病態のことをいいます。

慢性的に梨状筋の硬さがある場合、
梨状筋症候群になりやすいため
予防をすることが重要になります。

【坐骨神経痛が生じるメカニズム】

梨状筋は仙骨内側面から
大転子に付着をしており
坐骨神経は梨状筋の
下面を走行します。

そのため股関節が内旋すると
梨状筋が張るため神経が圧迫され
痺れや痛みなどが生じます。

坐骨神経は臀部から大腿部後面、
下腿後面にかけて走行するため
座位姿勢や股関節内旋位にて
後面に痛みが生じます。

梨状筋が硬くなる原因としては、
股関節、骨盤、脊柱などの可動性低下や
姿勢不良が挙げられます。

【3つの予防方法】

①股関節の可動性獲得
②骨盤と股関節の分離
③脊柱のモビリティと
スタビリティのバランスを整える

【予防エクササイズ紹介】

・梨状筋のストレッチ

仰向けになり股関節を屈曲・外旋・
内転することで伸びます。

※梨状筋は股関節屈曲角度が大きくなると
内旋作用が働くため
股関節屈曲位では外旋させて
ストレッチを行います。

・クラムエクササイズ

横向きで寝て、股関節膝を曲げて揃えます。
膝を天井に向けるように
股関節を外旋します。

骨盤が動かないようコアに力を入れて、
股関節を外旋させることで
骨盤と股関節の分離を促します。

・ロッキングエクササイズ

四つ這いにて脊柱のニュートラルを
キープしたまま
臀部を後方に引とで
骨盤を固定し股関節屈曲を促します
(骨盤と股関節の分離)。

梨状筋症候群では、
梨状筋そのものの硬さを改善するだけなく
硬くならないために
他の関節を適切に動かすこと、
適切な動作学習をすることが
予防をする上で重要です。

今回は
「梨状筋症候群のメカニズムと
3つの予防方法」
についてをご紹介しました。

予防のためには、
股関節周りの安定や
可動性を出すことが重要でしたが、
この予防エクササイズを学べるのが
JCCAの『コアスタビライゼーション』
セミナーです。

実技中心となっておりますので
現場ですぐに使える内容です。

更に、そのエクササイズは
体幹の安定や
姿勢改善、美脚にも
効果のあるエクササイズになっております。

ご興味ある方は、
ぜひ受講してみてくださいね。

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