発育発達からひも解くコア! ~仰向けポジション~【コアコンニュース】

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2023.09.08コアコンニュース
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【メインテーマ】
発育発達からひも解くコア!
~仰向けポジション~
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こんばんは♪
綿貫です。

・姿勢が悪い
・猫背が気になる
・身体の不調を繰り返してしまう

様々な運動方法がある中で
不良姿勢や不調って
何から運動指導を
スタートさせたらいいか
悩みますよね。

その解決策のヒントになるのが
私たちが、この順番で
体幹の機能を獲得しているという、
『人の発育発達過程』
です。

これを知ることで、
あ。だからこの順番で
運動したら良いんだ!
ってご自身も腑に落として
クライアントにも
納得して運動していただける
と思います。

今回は、発育発達過程の中でも
特に重要な
仰向けポジションについて
ご紹介します!

 

1.仰向けポジションについて


発育発達とは、
赤ちゃんが生まれてから
立ち上がり歩くまでの過程のことで、
約1年かけて様々な機能を獲得します。

この発育発達過程で獲得する機能は
人間にとって必要不可欠な機能でありますが、
現代人は失われていることが多いです。

そのため発育発達過程で獲得する
体幹の機能を再学習することが、
不調を改善、防ぐためには重要になります。

今回は3month position
(赤ちゃんの3ヶ月の姿勢)
について紹介します。

3month positionは、
仰向けで両手足を
持ち上げた姿勢のことを言い、
脊柱のニュートラルをキープするための
コア機能獲得が促されます。

コアを使いながら手足を動かし、
日常動作やスポーツ動作の
基本姿勢となるため、
とても重要な姿勢です。

2.この時期に獲得する機能

仰向けで手足を持ち上げたり
動かしたりするため、
インナーユニットが
強化され体幹の安定が促されます。

更に赤ちゃんは、
泣くという運動を通しても
これを行っています。

3month positionの
両手足を持ち上げた姿勢は
向きを変えると
座位姿勢でデスクワークで
作業をする姿勢と同じになります。

また、3month positionにて
手足を動かす動作パターンは、
立ち座りやスクワット動作と
同じ動作パターンになります。
そのため、腰椎伸展等の代償により
3month positionが適切に取れない場合、
デスクワークやスクワット動作でも
代償が出ることが考えられます。

日常動作でもスポーツ動作でも
共通の基本姿勢となるため、
まずは3month positionを
適切に取れるようになりましょう。

3.エクササイズ紹介

①3month positionでのエクササイズ

仰向けの状態で脊柱ニュートラルを保ち
両手足を持ち上げた姿勢が
3month positionです。

この姿勢から手足を
様々なパターンで動かしたり、
チューブを使って負荷をかけたりなど、
クライアントに合わせてエクササイズを
創意工夫することができます。

②IAP(腹腔内圧)呼吸

3month positionを適切に取るための
ブレイクダウンエクササイズとして、
IAP呼吸があります。

腹式呼吸にて腹圧を高めることで
腰椎を安定させます。

3month positionはこのIAP(腹腔内圧)を
キープしたまま手足を持ち上げることで、
脊柱ニュートラルをキープできます。

四つ這いや立位のエクササイズにて
代償が出る場合、
仰向けポジションに戻り、
3month positionにて
基本姿勢を獲得することを
オススメします。

コア機能は
全ての動きのベース機能であるため、
まずは、3month positionが
適切に取れるようにしていきましょう。

 

今回は、
「発育発達からひも解くコア!
~仰向けポジション~」
についてを、お伝えしました。

仰向けから立つまでに
私たちは、
どんな機能を獲得しているのか!

この理論背景を知ることで
指導の幅が広がり
より、結果につながる
運動指導ができるようになります。

JCCAの
「発育発達からひも解くコア」セミナーは
座学が中心になりますが
人の発育発達を
筋肉、骨・・・
いろいろな観点から
学ぶことができます。

ぜひ一度体験してみてください。
再受講もおすすめです!

それでは、
来週もお楽しみに^^

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発育発達からひもとくコア - [JCCA]一般財団法人 日本コアコンディショニング協会
一般財団法人 日本コアコンディショニング協会。JCCA スポーツトレーナーの育成・支援やトレーナー向けセミナーを開催。コアコンディショニングは登録商標です。使用、掲載時には許可が必要となります。

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