子供の身体の特徴から紐解く  指導において大切なこと【コアコンニュース】

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2023.07.28コアコンニュース

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【メインテーマ】
子供の身体の特徴から紐解く
指導において大切なこと

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こんばんは♪

綿貫です。

子供に筋トレは、必要ない!
ってよく言われています。
でもなぜだと思いますか?

それは私たちは、成長の過程で
何を学ぶのか
学ぶべき順番があるからです。

つまり筋トレが、子供の学ぶべき
最重要なところではない
ということです。

私の知り合いのアスリートも
子供の頃に、
筋トレやたくさんの技術を教えられ
大人になってから、怪我が増えてしまった
という方もいらっしゃいます。

そこで、指導者として重要になってくるのが
年齢にあった指導法を知っておくことです。

今回は、その部分を
スキャモンの発育曲線から紐解いて
お伝えしますね。

1.子供の身体特性

まずは、簡単に
子供の体の特徴を理解しましょう。

骨格、筋力、神経系など
全てが大人とは、異なるため、
子供は大人のミニチュア版ではない
と考えた方が良いです。

◆特徴
・骨が柔らかい
・骨端線がある
・骨よりも靭帯の方が強い

骨が柔らかいため発育発達の
全ての動きが骨格と姿勢を
創っているといえます。

2.スキャモンの発育曲線

ヒトは、生まれてから成人するまで(20歳)
の過程で様々な感覚が磨かれ
身体・臓器が大きく成長します。

その成長具合をグラフに示したのが
スキャモンの発育曲線です。
20歳時点の成長を100%として
そのパターンを次の4つに分けて
表しています。

①神経系型

脳や視覚器などの神経系や
感覚器系の発達は
カラダの中でも最も早く発達し
運動の学習にも最も関与する

出生直後から急激に発達し、
5歳頃までに80%成長し
12歳でほぼ100%成長する
(ゴールデンエイジ)

②リンパ型

身体を守るための免疫系の成長は
10代で200%まで発達し、
その後成人になるにしたがって
レベルが下がる

③一般型

身長や体重などの身体組成は
出生直後と二次成長期(12歳頃)に
急激に変化する

④生殖器型

学童期の前半までは僅かな発達だが、
思春期の時期に急激に発達し
体の変化も大きい

変化は個人差が大きいため、
変化に合わせてカラダの使い方を学習させる
運動指導が重要となる

運動指導でより意識すべき項目が
②の神経系です。

12歳でほぼ100%成長するため、
この時期に様々な感覚を磨いたり
遊びを通して
たくさんの動きを経験させることで
成長してからも
複数の競技の動きに対応することができ、
いわゆる「運動神経が良い」という
神経系を身につけることができます。

今回は、
「スキャモンの発育曲線から紐解く
子供の身体特性」
についてお伝えしました。

JCCAの「コアキッズ体操」セミナーでは、
発育発達の段階に沿った9つの動きの中で
良い姿勢や安定した身体の土台作りを
していきます。

楽しみながら身体を動かす中で、
姿勢や動きの変化を
ぜひ体感してみてくださいね。

更に、子供の指導の幅を広げていきたい方には、
「キッズコアコンディショニング」
もオススメです。

それでは、
来週もお楽しみに^^

【 コアキッズ体操セミナーの詳細はこちら 】

キッズ - [JCCA]一般財団法人 日本コアコンディショニング協会
一般財団法人 日本コアコンディショニング協会。JCCA スポーツトレーナーの育成・支援やトレーナー向けセミナーを開催。コアコンディショニングは登録商標です。使用、掲載時には許可が必要となります。

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