肩甲骨と脊柱の運動連鎖【コアコンニュース】

コアコンニュース

2023.07.21コアコンニュース
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【メインテーマ】
肩甲骨と脊柱の運動連鎖
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こんばんは♪
綿貫です。

上半身のエクササイズ指導時
何をやっても肩に力が入ってしまう・・・
そんなクライアント様
多くありませんか?

また、肩が辛い、腕を細くしたい、
このような方も同じで
まず、この仕組みを理解することで
指導の幅が広がると思います!

カラダの各部位は単体で動くことはなく
お互いに影響し合いながら動きます。

チェーンのように連動することから
「運動連鎖」と言われますが、
ここの関係を上手く利用できると
いろいろな解決策に繋がると思います!

本日は肩甲骨と脊柱の運動連鎖が
上肢にどう影響するのかを紹介します。

1.肩甲骨と脊柱の運動連鎖

肩甲骨の動きには
挙上、下制、内転、外転、
上方回旋、下方回旋
の6種類の動きがあります。

肩甲骨の動きと脊柱(胸椎)の動きは
連動しており以下のように動きます。

・一側の挙上と反対側の下制 → 体幹側屈
・一側の内転と反対側の外転 → 体幹回旋
・両側の外転 → 体幹屈曲
・両側の内転 → 体幹伸展
・両側の外転+上方回旋(肩屈曲)→ 体幹伸展
・両側の内転+下方回旋(肩伸展)→ 体幹伸展

つまり、肩甲骨をきれいに動かすには
脊柱の動きが必要なのです。

2.肩甲骨と脊柱の運動連鎖と上肢の関係性

肩屈曲や外転など手を挙げる際には
上腕骨だけでなく肩甲骨も動き、
このことを「肩甲上腕リズム」といいます。

肩を屈曲する際に肩甲骨も動くことで
脊柱(胸椎)が伸展し最終可動域の180°まで
手を挙げることができます。

この運動連鎖がなく
上腕骨だけが動いてしまうと
肩のインピンジメントや
腰椎伸展の代償動作による
腰痛になるリスクが高くなります。

3.運動連鎖を引き出すエクササイズ紹介

脊柱、肩甲骨、上肢の運動連鎖を高める
お勧めエクササイズが
「ピポットプローンエクササイズ」です。

うつ伏せから胸椎と股関節を伸展させます。

その際に肩甲骨の内転と
下方回旋を意識することで
胸椎伸展が行いやすくなります。

関節同士の連動性を理解しておくことで
カラダの動かし方がスムーズになり、
狙った動きを適切に
引き出すことができます。

運動連鎖を意識して
指導を行ってみてくださいね。

今回は、
「肩甲骨と脊柱の運動連鎖」
について解説しました。

運動連鎖にエラーが出ているかどうか
を見極めるには、
『コアから見る動きの評価』
がオススメです。

見極めるだけでなく
連鎖を崩している原因となる
メジャーポイントを見つける方法も
学ぶことができます。

原因となる場所が理解できたら
そこに、
『コアコーディネーション』を用いて
適切にエクササイズを指導することで
最短で動きの変化に導くことが
できるようになります。

ぜひ、合わせて受講してみてくださいね。

それでは、
来週もお楽しみに^^

 

【 コアコーディネーションの詳細はこちら 】

コアコーディネーション - [JCCA]一般財団法人 日本コアコンディショニング協会
一般財団法人 日本コアコンディショニング協会。JCCA スポーツトレーナーの育成・支援やトレーナー向けセミナーを開催。コアコンディショニングは登録商標です。使用、掲載時には許可が必要となります。

【 コアから見る動きの評価の詳細はこちら 】

コアから見る動きの評価 - [JCCA]一般財団法人 日本コアコンディショニング協会
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