寝返り動作の重要性【コアコンニュース】

コアコンニュース

赤ちゃんが生まれて初めて行う
移動が寝返りです。

実はこの寝返り、つまり
脊柱の回旋動作は、
今後立って歩くためにも
機能的に体を動かすためにも
とても重要な動きなのです。

現在の私たちは、日頃の癖から、
身体の動かし方に、
偏りが生じてることが多いですが
特に、脊柱回旋動作は
間違った動かし方を
している方が、殆どです。

本日は適切な回旋動作を促すために、
寝返りの重要性についてお伝えします。

1. 脊柱回旋の基礎知識

脊柱回旋の可動域の大きさは、
頸椎>胸椎>腰椎の順です。

頸椎は、不安定な構造をしていますが、
環軸関節(第一頚椎と第二頚椎間の関節)
により回旋可動域が脊柱の中で
群を抜いて一番大きいです。

胸椎は、肋骨があり頑丈な構造をしており
構造的に安定しているため
可動させる必要があります。

腰椎は、脊柱のみの構造で不安定なため
可動性は低く安定させる必要があります。

関節には部位によって
「安定させるべき関節」と
「可動させるべき関節」と
役割が決まっています。

頸椎と腰椎は不安定な構造をしているため
安定させるべき関節になり、
胸椎は上下の関節が安定性により
可動域が少ない分、
可動させるべき関節となります。

そのため日常生活動作で無意識下でも
胸椎を可動させるために、
獲得すべきが寝返り動作
になります。

2.寝返りが重要な理由

㈰正中軸・体幹軸
寝返りでとポジションを変化させる際は、
体の接地面積が変わるため不安定になり、
バランスを取るために正中軸や
体幹軸が養われていきます。

㈪インナーユニットとアウターユニット
インナーユニット
(腹横筋・横隔膜・骨盤底筋群・多裂筋)は、
不安定な状況で体幹を
安定させるために働き、
アウターユニットはインナーユニットと
共同して働きます。

特に上肢からの寝返り(手を伸ばす動き)では
頸部を回旋させる胸鎖乳突筋、
手を前方へ伸ばす前鋸筋、
体幹を回旋させる内・外腹斜筋、
この4つの筋肉が連動して働きます。

㈫上部体幹と下部体幹の連動
寝返り動作を行う中で、
胸椎・腰椎の分離や
胸郭・骨盤の分離が促されます。

3.  寝返りエクササイズ紹介

両手を頭の上で合わせて
足を揃えて仰向けになります。
寝返る方向に、合わせた手を振ります。

このとき指先を目線で追うと寝返りができます。

上肢→頭部→肩甲帯→胸郭→骨盤帯→下肢の順で
動きが起きて寝返られると良いです。

寝返り動作が適切に行えるようになることで、
肩こり腰痛の予防になるため
簡単なエクササイズから行っていきましょう。

今回は「寝返り動作の重要性」
についてお伝えしました。

詳しい寝返り動作のやり方や
強度変換、または、
ストレッチポール・
バランスボールを使った
アレンジ方法方法などは、
コアコーディネーションセミナーで
学ぶことができます。

コアコンディショニングの中の
ボディコントロールが獲得できる
その他のエクササイズもご自身で
体感することができます。

ご興味ありましたら、
ぜひご参加くださいね。

それでは、
来週もお楽しみに^^

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