子供の身体特性【コアコンニュース】

コアコンニュース

2024.05.10コアコンニュース
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【メインテーマ】
子供の身体特性
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こんばんは♪
綿貫です。

子供の筋トレは、必要ない!
と言われますが、
なぜだと思いますか?

実は子供は、成長の過程で
身についていくものの
順番が決まっているからです。

つまり、筋トレの前に
学ぶべきものがあるのです。

今回は、指導者として
理解しておきたい
年齢にあった指導法について
お伝えします。

子供と大人のカラダの作りは
全て異なります。
骨格、筋力、神経系など
全てが異なるため、
子供は大人のミニチュア版ではない
と考えた方が良いです。

また、同じ年代の子供であっても
発達レベルには個体差があるため、
個人の発達レベルに合わせた
指導が必要になります。

<子供の身体特性>

・骨が柔らかい
・骨端線がある
・骨よりも靭帯の方が強い

骨が柔らかいため発育発達の
全ての動きが
骨格と姿勢を創っている
といえます。

<スキャモンの発達曲線>

体組織の成長パターンを、
㈰    一般型、㈪神経系型、
㈫生殖器型、㈬リンパ型
の4つの型に分類したものが
スキャモンの発達曲線です。

㈰    一般型
身長や体重などの身体組成は
出生直後と二次成長期に
急激に変化する

㈪    神経系型
中枢神経系の発達は
カラダの中でも最も早く発達し
運動の学習にも最も関与する

出生直後から急激に発達し、
5歳頃までに80%成長し
12歳でほぼ100%成長する
(ゴールデンエイジ)

㈫    生殖器型
学童期の前半までは僅かな発達だが、
思春期の時期に急激に発達し
体の変化も大きい

変化は個人差が大きいため、
変化に合わせてカラダの使い方を
学習させる運動指導が重要となる

㈬    リンパ系
リンパ系(免疫機構)は
10代で200%まで発達し、
その後成人になるにしたがって
レベルが下がる

運動指導でより意識すべき項目が
中枢神経系であり

12歳でほぼ100%成長するため、
この時期に様々な動きを
経験させることで
成長してからも
複数の競技の動きに対応することができ、
いわゆる「運動神経が良い」という
神経系を身につけることができます。

<指導への活用>

中枢神経系の観点では、
12歳までの間に様々な競技、動きを
経験させることが重要です。

例えば、アメリカでは
アメリカンフットボールもできれば
バスケットボールもできる選手が
多数います。

対して日本では、
幼少期からサッカーのみ野球のみと
競技が偏っているため、
蹴るのは得意だが投げるのは苦手
という選手が多いです。

カラダの使い方が偏っていると
ケガをする可能性が高いこと、
他の競技に技術を応用できないこと
などが挙げられます。

様々な動きを経験させることで
ケガの予防、身体能力の向上を
促すことができます。

今回は「子供の身体の特徴」
についてお伝えしました。

JCCAの「コアキッズ体操」は
発育発達の段階に沿った
9つの動きの中で
良い姿勢や安定した身体の土台づくり
をしていきます。

楽しみながら身体を動かす中で
姿勢や動きの変化が
体感できます。

ご興味ありましたら、
ぜひご参加くださいね。

それでは、
来週もお楽しみに^^

【コアキッズ体操セミナーの詳細はこちら】
https://jcca-net.com/kids/

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