今回、岩手県紫波町で活動されているJCCAアドバンストトレーナー・B級講師の綱嶋文郎先生にお話を伺いました。
綱島先生は紫波町体育協会にて、キッズ・ジュニアアスリートの指導者として活躍されています。
今回は、保育士の先生方におこなった講演(発育発達やコアキッズ体操のことを絡めた内容)について教えていただきました。
今回の講演を受けるに至った経緯を教えてください。
娘が通っている保育園の先生と話すようになりオファーが来ました。娘を迎えに行くときに先生方とよくお話ししていたのですが、特に副所長先生と仲良くなってから回りの若い先生に広まり、それから所長先生に伝わり全体で話を聞きたいということで今回のオファーをいただきました。
講演で具体的に実施されたことについて教えてください。
幼児の体と運動遊びと題して「現在の子供の体の理解」の講話と「発育発達からみた運動の理解」の講話と実技を行いました。
①「現在の子供の体力の理解」について
子供の体力テスト結果の変化、体力テスト結果とゲームの関係、過去と現在の遊びの違い、生活環境の変化を現在の子供の気になる事の意見交換を交えて講義しました。
②「発育発達からみた運動の理解」について
こちらは「現在の子供の体の理解」で話した事を今、目の前の子供にできることとしてコアキッズ体操の一部を体験しながら講義しました。
また、コアコンの指導例としてシンポジウムで使った動画を参加者と見ていきました。
エクササイズ体験後どんな変化がありましたか?
事前のリサーチで肩こり、腰痛の方が多かったのでモニタリングを上肢挙上、立位体前屈、回旋を行い立位感覚の知るために片脚立位を行いました。終わった後は手が上がりやすくなった、床に手が着くようになった、腰痛がなくなったなど様々な変化の声が上がりました。
講演に参加した保育士の感想を教えてください。
たったこれだけのことでカラダが変化するんだと驚かれる方が多かったです。
後日、お礼の手紙をいただきましたが、私たちも発育発達の再学習を積極的に使いしなやかで柔軟な体を養わせられるように保育所、幼稚園で取り入れますとの言葉をいただきました。
綱島先生ご自身の感想などを教えてください。
子供の体力低下を改善するのは保育、幼稚園から変えないといけない。できることをして上のカテゴリーに送ろうとの事で一致できまとまることができました。
今までなんとなく遊びの時間をさせていたが、遊びの中にずり這いやハイハイを取りいれていると聞き嬉しく思います。娘が直接教えていただいている先生なので自分の子供や地域の子供のためにも今後もよい協力ができれば良いと思います。
別件ですが、来月は紫波郡の体育研究会で発育発達の講演&実技の指導(去年に引き続きです)と来年度の盛岡市からの依頼で児童館で8回コースの指導依頼が来ました。
また他のところでは、発育発達を取り入れて数値を出そうと動こうとしているようです。色々なところでコアコンディショニングのメソッド・考え方が広まっていきそうですね!
まとめ
教育に関わる先生方にコアコンディショニングを知ってもらうことは、子どもたちへの指導の変化にも繋がります。それは結果として様々な世代に「自分の体は自分で守る」というセルフコンディショニングの考え方が広がっていきます。
岩手県紫波町の保育現場でコアコンが根付いていきますように。
綱嶋文郎先生、ありがとうございました。
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