発育発達過程〜膝立ちの役割〜 【コアコンニュース】

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2023.06.30コアコンニュース

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【メインテーマ】
発育発達過程〜膝立ちの役割〜
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こんばんは♪
綿貫です。

私たちの身体は、
使わなくなると、
その使い方を忘れてしまう
って知ってました?

最近特に座っていることが多い方、
歩かなくなってしまった方
が増えていますが
そうすると、
股関節の正しい使い方・動かし方を
忘れてしまう可能性があるってことです!

その結果、
股関節のつまり感
肩こり腰の違和感
不良姿勢
痩せにくい
足が太くなる
パフォーマンスが落ちる・・・
などなど、望まない未来に
近づいてしまいます。

でも、安心してください^^
そんな時は
もう一度
股関節周りの動かし方を
再学習し動かし方を
思い出しましょう。

今回は、
股関節の違和感を解消するために
発育発達のお話から紐解き
更に、股関節エクササイズ例を
ご紹介します。

ぜひ、発育発達のお話とセットで
クライアントさんにお伝えしてくださいね。

1.発育発達とは

ヒトは進化の過程で
二足歩行になりましたが、
元々は四足歩行をしていました。

赤ちゃんの成長過程で
四つ這い→高這い→
四足歩行と自然に行いますが
成長するにつれて行わなくなります。

赤ちゃんは生まれてから
立ち上がるまでの
およそ一年間で様々な機能を獲得し、
それを現したものが発育発達です。

この発育発達過程で獲得する機能は
人間にとって
必要不可欠な機能ではありますが、
現代人は失われていることが多いです。

そのため発育発達過程で
獲得する機能を再学習することが
不調を改善などを
防ぐためには重要になります。

その中で、膝立ちは
四つ這いと高這いの間にあたり、
股関節に荷重を乗せる
重要なポジションになります。

2. 股関節の重要性

股関節は
骨盤の関節窩と大腿骨頭
からなる関節です。

大腿骨頭が丸い球の形をしており、
受け皿である骨盤の関節窩も
丸く窪んでいることから、
臼状関節と言われます。

3軸性で運動の自由度が高いため
可動域が広いことが股関節の特徴です。

また、股関節はカラダの中心にあり
体幹と下肢を繋ぐとこに位置するため、
体重支持と移動という重要な役割があります。

股関節に限らずカラダの各関節には
安定させるべき関節と、
可動させるべき関節と
役割が決まっております。

股関節は安定性と可動性の
どちらの役割も担うことで、
体重支持と移動を行なっております。

このように、
重要な役割を持つ股関節の
安定性、可動性をうまく引き出すには、
求心位(骨頭を関節窩に引きつける)を
保つことがポイントです。

3.膝立ちポジション

膝立ちの理想的な姿勢

・矢状面上:頭から膝まで一直線
・前額面上:両側の肩の高さが同じ、
両側の骨盤の高さが同じ

理想的な姿勢が取れていると、
股関節は求心位を保つことができ
適切に荷重することができます。

膝立ちの姿勢が適切に取れるようになったら、
片膝立ちの姿勢を取ることをお勧めします。

片膝立ちは、片側は体重を支持し
反対側は可動させる役割があるため、
歩行動作に近づけることができます。

片膝立ちの状態で、
前後移動することで、
支持脚は安定させながら
股関節を動かすことを覚えることができます。

ランジ動作で膝優位になりやすい、
股関節で支持できずグラつきやすい場合
などに取り入れると良いです。

今回は、
「発育発達〜膝立ちの役割〜」
について解説しました。

さらに詳しく学びたい方は、
『発育発達からひも解くコア』
セミナーをオススメします。

コアコンディショニングの基本となる
【ヒトの発育発達】が
体幹コンディショニングの成り立ちと、
どのようにリンクしているのかを、
わかりやすく丁寧にお伝えします。

座学の6時間ですが、
コアコンディショニングの根幹を
知る事ができ
説得力あるセッションが
行える様になります。

ご興味ある方は、
ぜひ受講してみてくださいね。

それでは、
来週もお楽しみに^^

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発育発達からひもとくコア - [JCCA]一般財団法人 日本コアコンディショニング協会
一般財団法人 日本コアコンディショニング協会。JCCA スポーツトレーナーの育成・支援やトレーナー向けセミナーを開催。コアコンディショニングは登録商標です。使用、掲載時には許可が必要となります。

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