花園出場校×コアコンディショニング|富山第一高校でのトレーニング指導事例

指導導入・事例

年末年始に行われた第96回全国高校ラグビー大会・通称「花園」に、今回富山県の代表として出場した富山第一高校。

※高岡・富山ヤングベースボールクラブ(http://toyama-city.com/t2young/?p=1039)より転載

そこでトレーナーとして指導されている、吉田大道さんから花園出場選手へのコアコンディショニング導入についてお話をお伺いしました。

吉田さんは、柔道整復師として富山県で接骨院を経営されています。

なぜベーシックセブンを導入しようと思ったのですか?

ラグビーは、コンタクトスポーツであり、ハードなトレーニングが多いので、身体が硬い子が多いです。

試合に望む富山第一高校の選手たちです

その身体を練習後にリセットしてあげたいという思いがありました。また、ラグビーは個人競技ではなく団体競技であり、一度に複数の子たちをリセットすることを目的として、ベーシックセブンが最適ではないかと判断し、導入に至りました。

選手たちが抱えている悩み・課題は何ですか?

多くの選手たちが抱えている悩みは、ケガのことです。私自身も柔道整復師としてケガの処置が主でして、実質テーピング巻き要員として動いています。

そのケガの問題点は、体の柔軟性のなさが問題ではないかと思われます。これはコアコンディショニングで言うところの「コアリラクゼーション」のアプローチで改善できるのではないか、と考えていました。

どんな指導をしましたか?選手の変化も教えてください

ベーシックセブンはレギュラー選手の身体のリセット目的として指導をしました。
サブメンバーに対しては、キッズコアコンディショニングとコアフォーストレーニングをごちゃ混ぜにして、有酸素運動をも含めて追い込みのトレーニングとして導入しました。

腕を頭上まで上げるベーシックセブンです。これは岩崎会長直伝です。

 

コアキッズ体操です。

▼ あえて遅いカウントで指導をすることで、ラガーマンにも負荷のあるトレーニングに。

※画像入れる

レギュラーメンバーは、セッション後の身体のリセットを実感してくれているので、疲れが残りにくいのではないかと思われます。

サブメンバーに関しては、キッズの動きでグーパー体操・エンピツ体操・ハイハイを変化させ、スパイダーを指導しました。コアフォーストレーニングからは、ドローインを意識させて腹筋をさせました。選手たちは追い込まれている感満載の様子でした。

普段から練習しているとはいえ、フィジメル面に関してはまだまだ課題が見られました。

コアコンをアスリート指導に使うメリットは何ですか?

学生にはキッズの動き(コアコーディネーション)を入れることによって、バランスの良い身体作りが出来ると感じています。

ラグビー選手として、アウターの筋肉が強いわりにインナーが比較的弱いことがやってみると良くわかりました。

まとめ

以前、アスリートを指導されている方に”「力が抜けている感覚」を分かっている選手は力の発揮も得意である ”というお話を聞いたことがあります。

屈強なフィジカルを持つ選手たちだからこそ、力を抜くことや身体を自在に操ることが、パフォーマンスに繋がってくるようです。

選手たちのパフォーマンスの一助として、コアコンディショニングを取り入れていただけたことを嬉しく思います。

吉田大道さん、ありがとうございました!

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